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2018.06.27

スーツ姿が残念に見えない腕時計の選び方

スーツの時間をもっと豊かに楽しみたい。そう考えるなら腕時計にこだわるのが正解です。シックなスーツスタイルが華やかに変わる、センスの良い時計コーディネート術をレクチャーします。

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撮影/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/四方章敬 文/長谷川剛(zeroyon)

働く男の一張羅ともいえるクラシカルなスーツ。正統派に着こなす場合、派手な色柄モノがNGであることはもちろん、アクセサリーを合わせることもご法度と言われています。そこで、周囲と差をつける意味でもこだわりたいのが、ドレススタイルに許されている数少ない装身具である腕時計。しかし腕時計ならなんでもOKかというと、さにあらず。

オフにも使うデカ厚スポーティな時計を、シックなスーツスタイルに合わせてしまうのはやっぱりちょっとハズしが過ぎます。スーツの品格を保てるクラシックなタイプを基本にしながら、シーンや気分に合わせて、さりげなく付け替える。そんな奥ゆかしさがビジネスマンを知的に見せるのです。

そんなわけで、デイリーなスーツスタイルと、プレゼンなどのキメどきなど、シーンに合わせた時計のコーデ術をご紹介いたします!

● Daily 

カラー文字盤の時計を軸に高感度なハズしスタイルを

スーツ21万8000円/ラルディーニ(グジ東京店)、シャツ2万円/ブライスランズ(ブライスランズ&コー)、タイ1万2000円/ピント(ラ ガゼッタ 1987 青山店)、メガネ3万3000円/イエローズプラス(コンティニュエ)、タイバー9000円/フェアファクス(フェアファクスコレクティブ)、バッグ12万円/シャンボール セリエ(エリオポールメンズ銀座)、靴7万9000円/クロケット&ジョーンズ(グリフィンインターナショナル)、時計200万円/IWC
クライアント先に出向いて軽いミーティングをこなすシーンなど。相手への敬意を示す意味でもシックなスーツにて赴くのが社会人のマナーです。だからといって“平凡”なルックスで良いワケではありません。

随所に個性をしのばせつつ、他人とは違うことをキチンとアピールする必要があるのです。もちろん、スーツはネイビー無地など正統派が当たり前。さり気なく今風の洒落感を匂わす意味で、タイはビンテージ調の幾何学柄などをチョイス。そんな小匙一杯のセンスを効かせた装いには、同じようにヌケ感ある時計でテンションを揃えると、俄然高感度なスーツスタイルに仕上がるのです。

例えば時計は王道の黒や白の文字盤ではなく、中庸なグレーやネイビーの文字盤のものを。しかもベルトまでビンテージ調のもので統一したなら、センス抜群な人と思われるに違いありません。

◆ IWC 

グレー文字盤とパワリザがセンスの違いを物語る

「ポートフィノ・ハンドワインド・エイトデイズ」手巻き、18KRGケース(45㎜)、アリゲーターストラップ、3気圧防水。200万円/IWC、スーツ21万8000円/ラルディーニ(グジ東京店)、シャツ2万円/ブライスランズ(ブライスランズ&コー)、タイ1万2000円/ピント(ラ ガゼッタ 1987 青山店)、メガネ3万3000円/イエローズプラス(コンティニュエ)、タイバー9000円/フェアファクス(フェアファクスコレクティブ)
ビンテージをひとつの軸とした装いには手巻きの時計が良く似合います。「ポートフィノ・ハンドワインド・エイトデイズ」は、名前のとおり8日間のパワーリザーブを有する手巻き時計。

普通の手巻き時計が50時間弱の最大動力であるのに対し、「ポートフィノ・ハンドワインド・エイトデイズ」は実に192時間の連続駆動を誇ります。しかも文字盤上に現在のリザーブ状況がわかる表示付き。モダンなクールネスを放つスレートカラー(グレー)文字盤と相まって、普通とは異なるセンスを感じさせるデザインとなっているのです。しかもベルトは高級靴で著名なサントーニ社謹製のビンテージ調アリゲーターストラップ。正統派にして洒落感と便利な機能を兼備しているところがポイントです。
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◆ ショパール 

斬新な表情の文字盤に加え絶品ムーブを搭載

「L.U.C XPS ツイスト QF フェアマインド」自動巻き、18Kフェアマインド認証RGケース(40㎜)、アリゲーターストラップ、30m防水。世界限定250本。228万円/ショパール(ショパール ジャパン プレス)
ジュエラーとしても不動の地位を誇る老舗が手掛けるドレスウォッチは、所有者を満足させるだけでなく、社会的メッセージも備えた話題作。モデル名にも含まれる「フェアマインド」は、ケースなどに使用されるゴールドが適正かつフェアな環境で得られていることを示しています。

サスティナブルなラグジュアリーを追求したこのモデルは“クロノメーター”に加え“カリテ フルリエ”と呼ばれる厳格な時計製造の規格にパスした特別製。耐久性・精度において比類ないスペックを有しています。

また、特に注目したいのがガルヴァニック加工を駆使したグレーダイヤル。荒々しくも緩やかに曲線を描く放射状の筋を備えた文字盤は、鉱山で採掘された天然の金塊からインスピレーションを得たもの。アシメトリーな7時位置のスモールセコンドと相まって、シンプルにしてただならぬ存在感を主張します。

◆ ハリー・ウィンストン 

文字盤とベルトを清潔感あるブルーで統一

「HW ミッドナイト・オートマティック 42mm」自動巻き、18KWGケース(42㎜)、アリゲーターストラップ、3気圧防水。260万円/(ハリー・ウィンストン)ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション
1932年にニューヨークにて創業したハリー ウィンストンは“キング・オブ・ダイヤモンド”と称されるほどのトップジュエラー。

セレブからも高い評価を得るブランドのエレガンスを凝縮させた時計が「HW ミッドナイト」コレクションです。本格時計の伝統に則したラウンド型の二針スタイルをベースとしつつも、3時位置にあしらわれたアーチモチーフがアクセントに。これはNY本店のファサードをかたどったもので、ブランドをさり気なく主張します。

特にこのモデルはサンレイ・ブルーの文字盤とブルーアリゲーターのベルトとの相乗効果により、腕元をシックかつ爽やかに演出する一本です。スーツスタイルを嫌みなく引き立てるホワイトゴールドケースも見逃せないポイントです。

◆ ユリス・ナルダン 

グラン・フー文字盤とトゥールビヨンをドッキング

「マリーン トゥールビヨン ブルー グラン・フー」自動巻き、SSケース(43㎜)、レザーストラップ、100m防水。324万円/ユリス・ナルダン(ソーウインド ジャパン)
ユリス・ナルダンが初めてマリーンクロノメーターを開発した1846年以来、海の世界は同社の歴史において不可欠なエッセンス。1900年代初頭の日本海軍にも多数時計を納入しており、我々に縁の深い老舗のひとつです。

「マリーントゥールビヨン ブルー グラン・フー」は、そんな海をアイデンティティとするユリス ナルダンにおける渾身の複雑高級モデル。今では希有となった完全自社製によるヒゲゼンマイや歯車、ネジを使用した壮麗なフライングトゥールビヨン機構は、同社の技術の高さを示すアイコンです。

また、文字盤はラッカーなどの塗装ではなくグラン・フーと呼ばれる焼成エナメルによる手間の掛かった特別製。陶器のような奥深いブルーのツヤは他に真似のできない高貴な味わいを放ちます。
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● Special Occasions 

ここぞ!の日には思いきりシックに固めて

スーツ12万円、同ジレ3万5000円/ともにリングヂャケット、ベルト1万7500円/ダミーコ(すべてグジ東京店)、シャツ3万2000円/リングヂャケット ナポリ、クラッチバッグ12万5000円/メゾンタクヤ(ともにリングヂャケットマイスター 青山店)、タイ2万4000円/アット ヴァンヌッチ(レガーレ)、万年筆11万3000円/エス・テー・デュポン(エス・テー・デュポン銀座ブティック)、時計210万円/ヴァシュロン・コンスタンタン(ヴァシュロン・コンスタンタン)、靴8万5000円/クロケット&ジョーンズ(トレーディングポスト青山本店)、チーフはスタイリスト私物
ノータイなどカジュアルなワークスタイルが市民権を得つつある昨今。わざわざスーツで仕事に臨むということは、特別なオケージョンであることが多いもの。であるならシャツタイはもとより、ペンや時計などの小物まで“スペシャル”に徹したコーディネートを用意しておくことも大切です。例えば重要なプレゼンに臨むときなどは堂々たる威厳が大事。

その場をリードできるよう、スーツは貫録溢れるダーク系の3ピーススーツが良いでしょう。シャープさ際立つストライプタイに加え、知的な印象を添えるペンなどを胸に挿しつつ薄型のシンプル時計にて仕上げればパーフェクト。特に時計は名門と謳われるスイスの老舗ブランドのドレスウォッチなら文句ナシ。一層スキのないスタイルが完成すること間違いありません。

◆ ヴァシュロン・コンスタンタン 

260余年の歴史が作り出す圧倒的な存在感

「パトリモニー」手巻き、18KWGケース(40㎜径)、アリゲーターストラップ、防水。210万円/ヴァシュロン・コンスタンタン、スーツ12万円、同ジレ3万5000円/ともにリングヂャケット、シャツ3万2000円/リングヂャケット ナポリ、タイ2万4000円/アット ヴァンヌッチ(レガーレ)、万年筆11万3000円/エス・テー・デュポン(エス・テー・デュポン銀座ブティック)
1755年の創業以来、約260年もの間、一度も途切れず時計作りを継続してきたスイスの老舗。その長きにわたる伝統を一身に集約させた象徴的モデルが「パトリモニー」です。これ以上削ぎ落としようのない完全な“円”を薄型ケースに具現化させたパトリモニーは、すべてにおいて調和のとれたプロポーションがポイントです。

他のブランドにもシンプルなドレスウォッチは複数存在するものの、「パトリモニー」ほどの完成度を目にすることはなかなかできません。内蔵するムーブメントcal.1400は厚みわずかに2.6㎜。厳格な規格で知られる“ジュネーブシール”の基準に沿って作られており、卓越した精度と機能性を誇ります。
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◆ A.ランゲ&ゾーネ  

ドイツ・ザクセン時計のシンプル美が光る

「サクソニア・フラッハ」手巻き、18KPGケース(37㎜径)、アリゲーターストラップ、3気圧防水。174万円/A.ランゲ&ゾーネ
スイスに次ぐ時計の聖地であるドイツ・ザクセン地方。創業者がその地に時計産業の礎を築いたA.ランゲ&ゾーネこそは、その長きにわたる職人技と文化を真摯に継承する名門ブランドです。なかでも「サクソニア・フラッハ」は、同社が積み重ねてきた時計の美学を詰め込んだシンプルな薄型。2011年のデビューから数々の熟成を経て、2016年には新デザインを導入。ミニマルの極地とも言える傑作ラウンド時計に進化を果しました。

そのポイントのひとつがバーインデックスの延長にあります。僅かにベゼル方向に伸ばすことにより、繊細なリズムと明快さをダイヤル上に添えることに成功。さらに特筆すべきは37㎜というケースサイズ。品良くステイタスを主張する絶妙な大きさは、ここぞのドレススタイルに効く確かな“戦力”です。

◆ ピアジェ 

極薄の名手が誇る傑作ムーブメントを搭載

「アルティプラノ」手巻き、18KWGケース(38㎜径)、アリゲーターストラップ、3気圧防水。187万5000円/ピアジェ(ピアジェ コンタクトセンター)
シンプルなラウンドウォッチを語るうえで、絶対に外せないのが「アルティプラノ」です。去年60周年を経た傑作モデルのデビューは1957年。当時革命的と謳われた厚さ僅かに2㎜という極薄のcal.9Pを、創業者の孫であるヴァランタン・ピアジェのもと完成させ「アルティプラノ」に搭載したのでした。

内蔵機械の薄さにより、ケースや文字盤のデザインにおける自由度は格段に広がり、結果として類を見ないほどエレガントな極薄ウォッチが完成しました。そのDNAを受け継ぐ本モデルは、一層の信頼性を実現させた完全自社製のcal.430Pを搭載。ケース径38㎜というコンパクトさも相まって、身に付けていることを忘れるほどの軽快さが、ラグジュアリーの神髄を物語ります。

◆ ラルフ・ローレン 

見て触って二倍味わえるギョシェ装飾に注目

「スリムクラシック」手巻き、18KRGケース(38㎜)、アリゲーターストラップ、3気圧防水。165万円/ラルフ ローレン(ラルフ ローレン 表参道)
ビンテージを含め本格時計を多数所有するというラルフ ローレン御大が、直々に指揮をとってスタートしたウォッチ・コレクション。時計作りのトラッドに敬意を払いつつも、ラルフ ローレンらしい洗練されたアイデアを組み込んだラインナップは、どれも珠玉の名品ばかり。

特に「スリムクラシック」は小振りでありながら深い味わいをもつ一本です。ローズエンジンと呼ばれる1800年代に製造された彫金装置を使い彫り上げられたギョシェ装飾は、息を飲むほどの緻密な美しさ。文字盤のみならずベゼルにも装飾を施しているのがポイントです。38㎜というサイズは女性との共用もOK。
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

IWC 0120-05-1868
ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755
ウィリー 03-5458-7200
ウブロ 03-3263-9566
A. ランゲ&ゾーネ 03-4461-8080
エリオポールメンズ銀座 03-3563-0455
グジ東京店 03-6721-0027
グリフィンインターナショナル 03-5754-3561
コンティニュエ 03-3792-8978
ショパール ジャパン プレス 03-5524-8922
ソーウインド ジャパン(ユリス・ナルダン) 03-5211-1791
ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション 0120-346-376
ピアジェ コンタクトセンター 0120-73-1874
B.R.SHOP 03-5414-8885
フェアファクスコレクティブ 03-3497-1281
ブライスランズ&コー 03-6721-0133
ラ ガゼッタ 1987 青山店 03-5468-5330
ラルフ ローレン 表参道   03-6438-5800

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