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2017.07.12

部門別最高峰に君臨する世界の驚愕時計はこの5本!【1】

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文/渋谷ヤスヒト

どの世界にも「まさかここまで!?」「嘘でしょ!?」「信じられない!?」と誰もが驚愕する、知っているだけでも自慢になる究極のモノが存在します。そして時計の世界には実はそんな“究極の時計”がゴロゴロ。そこで彼女や友人との話しをするときに最高のネタになる、かもしれない、そんな時計をご紹介しましょう。

1. 世界でいちばん複雑な腕時計

電子技術を一切使わずに、最高峰の時計職人が組み上げる、歯車とバネとゼンマイを使った機械仕掛けで、どこまで数多くの機能を実現できるのか。この究極を追求したのが「グランド・コンプリケーション」と呼ばれる超複雑時計。そして腕時計の世界でこの究極が、時計コレクターの憧れ、スイス時計の頂点に君臨するパテック フィリップの「グランドマスター・チャイム Ref.5175」。
こちらは2014年10月13日に創業175周年を記念して発表、7本のみ限定生産されたもので、このRef.6300は2016年に発表されたその製品版です。直径47.4mm、厚さ16.1mm、表裏ふたつの文字盤を持つホワイトゴールド製ケースの中に、最高峰の時計師が組み上げた、全部で1366個ものパーツで構成される手巻きムーブメント「キャリバー GS AL 36-750 QIS FUS IRM」を搭載します。
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世界で最も複雑な機構を持つ腕時計

パテック フィリップ グランドマスター・チャイム Ref.6300 時価

時計愛好家なら夢に見る現代複雑ウォッチの究極モデル。手巻き、ホワイトゴールドケース、ケース径47.4mm、アリゲーターストラップ/パテックフィリップ(パテックフィリップジャパン・インフォメーションセンター)
備えている機能は実に膨大です。①グランドソヌリ、②プチソヌリ、③ミニット・リピーター、④チャイム・モード表示(サイレント、グランドソヌリ、プチソヌリ)、⑤チャイムによるアラーム、⑥永久カレンダー・デイトリピーター、⑦時回り輪列パワーリザーブ表示、⑧チャイム機構パワーリザーブ表示、⑨チャイム機構隔離(ON/OFF)表示、⑩第2タイムゾーン、⑪第2タイムゾーン昼夜表示、⑫瞬時日送り式永久カレンダー、⑬曜日表示、⑭月表示、⑮日付表示(文字盤の両面)、⑯閏年サイクル表示、⑰4桁の年表示、⑱ムーンフェイズ表示、⑲サブダイヤルによる24時間時・分表示、⑳リュウズの位置表示(巻上げ、アラーム時刻設定、時刻合わせ)などなど。
なおケースは特殊な構造で、表裏2つある文字盤の、どちらでも好きな方を表側にできます。
こうした機能をすべて理解できなくとも、超複雑時計は驚異的ということは伝わるのではないでしょうか。価格も驚きです、価格は時価。創業175周年を記念した特別限定モデルRef.5175に付けられたプライスタグが250万スイスフラン(1スイスフラン=118円として2億9500万円)で、それよりはお手頃だとしても、おそらく2億円は軽く超えるはず。
 
この価格も宝石がセットされていない機械式時計としては、ほぼ間違いなく「今いちばん高価な腕時計」。お値段も究極なのです。
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2. 世界でいちばん薄い腕時計

モーニングやタキシードに合わせるのにピッタリの薄型のシンプルなドレスウォッチは、機能的にもデザイン的にも複雑時計の対極にありますが、どちらも普通の腕時計とはケタ違いの高度な設計・製造・組立技術が求められるもので、時計愛好家の最終目的地ともいえる、究極の腕時計のひとつです。そしてこの分野は今、もっとも開発競争がホットなジャンルでもあります。
 
薄型ウォッチといえば、半世紀以上もピアジェの独壇場でした。そこにこの5年あまりで、ブルガリが「オクト」の「フィニッシモ」コレクションによる挑戦的な新製品開発をはじめ、業界が注目するまでに至っているのです。
 
まずは手巻きのシンプルウォッチでいちばん薄いのが、1960年代から薄型ウォッチの代名詞的存在であるピアジェの「ピアジェ アルティプラノ 900P」。ムーブメントの厚さとケースの厚さは同じ3.65mm。これ、実はケースがムーブメントの地板(歯車などのパーツを取り付けるベース部分)と一体化しているのです。

手巻きモデルで世界最薄

ピアジェ アルティプラノ 900P 307万5000円

ケース厚わずか3.65mmの世界最薄の手巻きウォッチ。手巻き、ホワイトゴールドケース、ケース径38mm、アリゲーターストラップ/ピアジェ(ピアジェ コンタクトセンター)
ピアジェはこのほかにも、ムーブメントの厚さ4.65mm、ケースの厚さ8.24mmという世界で最も薄い手巻きクロノグラフモデルや、ムーブメントの厚さ2.4mm、ケースの厚さ5.34mmという、世界で最も薄い自動巻きのスケルトンモデルを同じ「ピアジェ アルティプラノ」で発売中です。
 
そしてこの春、自動巻きで世界最薄の称号を手にしたのが、ブルガリの「オクト フィニッシモ オートマティック」。マイクロローター式と呼ばれる、自動巻きの開店ローターを小型化してムーブメントの中に埋め込んだ「マイクロローター式巻き上げ機構」を搭載。
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自動巻きモデルで世界最薄

ブルガリ オクト フィニッシモ オートマティック 144万円

プラチナ製マイクロローターを採用した新型自社製ムーブメントを搭載、自動巻きで世界最薄5.15mmを実現。自動巻き。サンドブラスト仕上げチタンケース。ケース径40mm、アリゲーターストラップ/ブルガリ(ブルガリジャパン)
ムーブメントの厚さはわずか2.23mm。そしてそのムーブメントをケースに入れた製品の状態でも、なんと5.15mm! ファセットを多用したシャープで現代的なケースの美しさもこのモデルの魅力のひとつです。
 
さらにブルガリはこの「オクト フィニッシモ」コレクションで、手巻きミニッツリピーター、手巻きトゥールビヨン、手巻きスケルトントゥールビヨンという3種類の複雑時計でも、現在世界最薄のモデルを開発・発売しています。ケースの厚さはそれぞれ6.85mm、5mm、5mmです。
 
さらにクォーツのアナログウォッチで今、いちばん薄いのが2016年に発売されたシチズンの「エコ・ドライブ ワン」。ムーブメントの厚さは1mm、ケースの厚さは2.98mm。歴史上、クォーツのアナログ腕時計で最も薄いのはスイスのコンコルドが発表したケース厚0.98mmの「デリリュームⅣ」ですが、シチズンのこのモデルはエコ・ドライブ、つまりソーラー駆動で、フル充電状態にすれば6ヵ月は正確な時を刻み続ける、技術的に格段に進化したモデルです。
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クォーツ時計で世界最薄

シチズン エコ・ドライブ ワン(2017年モデル)40万円

エコ・ドライブ(ソーラー駆動クォーツ)、ケース径39mm、デュラテクトDLCコートSSケース、ワニ革ストラップ、今秋発売予定/シチズン(シチズンお客様時計相談室)
どのモデルも、腕に着けて驚くのは、着けているのを忘れるその軽快さと心地よさ。まだの方はぜひ体験してみてはいかがでしょう。

● 渋谷ヤスヒト

時計&モノジャーナリスト、編集者、メディアプロデューサー。モノ情報誌の編集者として1995年にスイス2大時計フェアの取材を開始して以来、現在まで一貫して国内外のあらゆる時計ブランドのファクトリー、人、時計業界全体の歴史や動向まで取材を続けている。時計に限らずスマートフォン、PC、家電、カメラ、クルマをはじめあらゆるジャンルが取材対象。雑誌やテレビ、ウエブ等の企画・監修も手がける。

■問い合わせ
シチズンお客様時計相談室 0120-78-4807
パテックフィリップジャパン・インフォメーションセンター 03-32555-8109
ピアジェ コンタクトセンター 0120-73-1874
ブルガリジャパン 03-6362-0100

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