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2018.10.20

明治6年創業、登録有形文化財の老舗旅館。これぞホンモノの大人の宿!

会津若松にあって登録有形文化財に登録される老舗温泉旅館「向瀧」。数奇屋造りの建築は、明治から昭和初期の名匠たちの手によるもの。料理や温泉、接客も、長い歴史と伝統を感じさせる、まさにホンモノの宿です。

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文/福田 豊

今回 選んだのは、会津東山温泉の「向瀧(むかいたき)」という宿。有形文化財にも登録されている老舗旅館ですから、ご存知の方も多いかもしれませんね。

「祖父母がここで撮ったんです」という写真を持参する宿泊客も多いとか。スタッフの方々も、そういう皆さんの思い出を守り、磨いているという気持ちで、この歴史ある日本建物を守っているのだそうです。

風情ある中庭に日本建築の美。心ゆくまで愉しめます

「向瀧」は、江戸中期会津藩上級武士の指定保養所となっていた「きつね湯」を引き継ぎ、明治6年に創業したのが始まり。以来、昭和初期までは増改築を重ね、文化財保護法の第一号として登録有形文化財となった、歴史と伝統の重みがもの凄い旅館です。
建物は明治、大正、昭和初期にわたり建て増しをされてきたものの、基本は純正統の数奇屋造り。全4棟の建物すべてが、登録有形文化財に登録されている。だから、見どころは、いたるところにあるのですが、見逃せないのは、玄関二階の大広間。会津の名棟梁、本間辰五郎の手によるもので、会津桐の柾目一枚板を使用した格天井は圧巻です。

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冬を彩る雪見ろうそくの美麗な光は必見

宿の外を流れる清流を引き込んだ中庭の池を中心とする回遊式日本庭園も、見どころのひとつ。春の桜を始め、四季折々の草花の色や香りが楽しめ、冬には一面に積もった雪の上に花びらのように美麗な光を浮かばせる「雪見ろうそく」が飾られます。
客室もすこぶる良い感じ。中庭に面した部屋や湯川に面した部屋、温泉付き、離れの特別室などバラエティ豊かなラインナップですが、そのすべてが有形文化財。よって、その風情は歴史と伝統を感じさせる深味に充ち満ちています。彼女とふたり、静謐な時間をゆっくり愉しめること、請け合いですぞ。

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江戸中期から会津藩士を温めてきた熱めの温泉

料理も湯も接客もホンモノだから、大人の男の心に響く

夕食は、山の幸をふんだんに使った郷土料理。舌にも目にも美味しいい料理ですが、滋味あふれる味わいは、体にも心にも優しい。
で、温泉は、江戸中期から会津藩士を温めてきた熱めの湯「きつね湯」、窓の外から瀧の音が聞こえる露天風呂感覚の「さるの湯」。いずれも、心が開放される心地よさです。
こんなふうに、美味しい料理や心地よい温泉、温かい接客……。すべてが、長い歴史と伝統が培ってきた、ならではの滋味に溢れている。でも、「向瀧」は、歴史と伝統に頼っているだけじゃない。さらなる魅力があるのです。

それは6代目当主・平田裕一さんの独創性。見た目を古のままに守りつつ、見えないところをさまざまにアップデイトしているのです。例えば、無線LANを全館完備。ホームページではライブ画像を配信して、宿の四季折々の様子を紹介している。また自身が創案した「雪見ろうそく」は、いまでは「向瀧」の名物催事になっている。予算に合わせたさまざまな宿泊プランも用意している。つまり、そういうふうに、常に新しいおもてなしを工夫し、実行しているのですね。
四季折々の美しい景色が楽しめる中庭。春は桜がみごと。そして、夏は蛍、秋は紅葉。
だから「向瀧」というのは、まさしくホンモノの宿、ということなのです。そして思うのが、やはりそういうホンモノこそが、男の心に響くんだなぁ、ということ。やっぱりマネキンみたいなつくりものでは、男は感動できないのですよ。ホンモノを知っている、それこそが、男の貫禄なのです。

◆  向瀧

住所/福島県会津若松市東山町大字湯本字川向200
アクセス/磐越自動車道会津若松IC~国道49号、飯盛山を通過、瓦屋根が目印。
URL/
ご予約・お問い合わせ/☎0242-27-7501

●料金/一般客1万7000円~。特別室3万4000円〜(2名・平日/税別)

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