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2017.08.22

ゴスペラーズ・村上てつやが選ぶ「日帰りドライブで流したいハーモニーソング」15曲【試聴可】

日本が誇るヴォーカルグループ、ゴスペラーズのリーダー村上てつや氏。ハーモニーの神髄を知る氏が選ぶドライブミュージックとは?!

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取材・文/長谷川 茂雄 special thanks/Apple Music

日本のヴォーカル・グループとして数々の偉業を成し遂げてきたゴスペラーズ。そのリーダーを務める村上てつや氏が考える“心地よいドライブ”とは、助手席に乗るパートナーとの距離にいやな圧力をかけない「傍にある音楽」があってこそ成り立つそう。

それを体現するのが、村上氏が愛して止まないハーモニーミュージック。片道2時間強の日帰りドライブの設定で作成した、新旧、硬軟織り交ぜたプレイリストは、世代を超えてさらりと二人の間に溶け込みそうです。

片道2時間強の日帰りドライブがオトナには丁度いい

「複数の人間が歩み寄ってともに歌い、聴き合う音楽」それこそがハーモニーミュージックだと村上氏は言い切ります。それはつまり、ドライブミュージックとしても理想的なのかも、ともいいます。

「自分は車内で激しい音楽を聴くことはまずありませんが(笑)、ハーモニーミュージックは、人の神経を逆撫でするようなものは基本的にはないんです。ドライブミュージックのセレクトというのは、エスコートの一つだと思っていますから、同乗者に対して主張しすぎず、だからといってちゃんと存在感のある音楽が流れていてほしい」
そんな条件を考えていくと、行きつくのは……

「ハーモニーミュージックが最適なんだと思います。たまに掛かった曲が二人の会話のネタになったり、また窓の景色の一部のように流れていく。そういう音楽を聴きながらのドライブ、と考えると片道2時間半ぐらいがちょうどいいんじゃないかな、と。都心から三浦半島の先ぐらいまでのイメージです」

ハーモニーミュージックとは、“相手”を大切にする音楽だとすると、確かにこれ以上ドライブミュージックとしてふさわしいものはないかもしれませんね。

そんな村上氏のプレイリストは、邦、洋、男性ヴォーカル、女性ヴォーカル、グループ、アカペラを絶妙にブレンド。

「いくらハーモニーが綺麗な音楽でも自分の趣味オンリーになってしまうと、デート向けのドライブミュージックにはなりませんよね。今回は、ハモり系ロックやJポップもありつつ、ソウルは最後だけにしました。それもモータウンに限定しています。弾むようなソウルを聴いてから都内に戻ってくるという設定です(笑)」

大切なことは、プレイリストを最後まで聴き終わり、また最初の曲に戻ったときにも新鮮に聴こえるか? ということだと村上氏は強調します。
「やっぱり、ループが成り立つプレイリストって理想ですね。いずれにしても、ドライブは深夜になる前には戻りクルマを車庫にしまって、プレイリストの余韻も楽しみながら、“一杯行こうよ”と言えるぐらいのゆとりがオトナには必要かな、と思います(笑)」
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村上てつや選曲「オトナの日帰りドライブ」がテーマのプレイリスト

※著作権の関係で、プレイリストのすべての曲は本サイト上で表示されません。アップルミュージックへ移動すると、試聴可能な15曲で構成したプレイリストすべてを試聴できます。

本人が解説するプレイリストのキー曲とは!

「おやすみロージー 〜Angel Babyへのオマージュ〜」鈴木雅之
 「山下達郎さんが曲を書いてコーラスをされています。今回のリストのなかでは一番濃いめです。車に乗っている二人にまとわりつかないのが選曲のテーマですけど、少しフォーキーなロックの後にこの邦楽が流れたら、これ誰? って突っ込まれるんじゃないですかね。“好き”だの“嫌い”だのっていうワードも出てきますから」

「中央フリーウェイ」Hi-Fi Set
「やはりユーミンさんは外せないかなと。しかもHi-Fi Setなら、ある世代にはぐっとくると思いますが、例えば20代の女性はほとんど知らないでしょうしね(笑)。ドライブの選曲としてはベタかもしれないけど、ナイスカバーです。ちなみにユーミンさんの有名な『卒業写真』は、そもそもHi-Fi Setのために書かれた曲なんです。ユーミンさんのバージョンが今や有名になっていますが、実はユーミンさんのほうがセルフカバー。そういうウンチクもしつこくない程度に話してみたりしてね」
 
「More Than A Woman」 Bee Gees
「ディスコとかAORとかってオヤジのキーワードですけど、そこから敢えて逃げないということで(笑)。ビージーズは、やっぱり入れておきたいですね。一応、オヤジであることとしっかり向き合って忍ばせておきたい一曲です」
 
「Brooklyn Girl」MFQ 
「日本語にしちゃうとナマナマしいので、バラードは敢えて洋楽で。こういうバラードが車内で流れ出したところで、サービスエリアとかに入って、ガチャって消しちゃったりするとせつなかったりするんですけど、それもそれでいいんですよ。そこからまた話題も変わると思うし。この曲は、自分に酔ってる感が出るかもしれないのが若干心配ではありますけど(笑)。この手のフォーク発信の綺麗なハーモニーは、今の日本の生活と一番縁遠いところにあると思うんですね。でも、こういう透明感のあるハーモニーは、本来日本人は好きなはずなんです」
 
「美しすぎて」ガロ
「ここで日本のフォーク系にきます。この曲は、シンガーソングライティング系の人が作る、まさに曲の美しさみたいなものが滲み出ていて、ドライブミュージックとしてもいいと思います。決してベタベタなフォークというわけでもないですし」
 
「曇りのち晴れ」尾崎亜美
「アカペラを一曲入れたいなと思いまして。 “ハーモニー”をテーマにプレイリストを作るなら、日本のアカペラとしては、これが一番だと思います。一人多重録音です。今は機材が充実していますから、いろいろなやり方で多重録音ができますけど、昔は本当に時間とお金がかかったんですね。山下達郎さんも有名ですけど、この尾崎亜美さんはポップス職人として異彩を放っています。これは歌詞もメロディも忘れ難い一曲。ここで車内もちょっとスローダウンです」
 
「Up-Up and Away」The 5th Dimension
「ドライブの終盤はテンポを上げていきます。これは、ゴスペラーズとMay J.さんでカバーもしている浮遊感がある曲です。転調に継ぐ転調で、音楽的には奇跡のようなソングラインティングと言われる、知れば知るほどびっくりの名曲なんですが、まぁそんなことは関係なく(笑)、ムードをがらっと変えてくれますね」
 
「You’re My Everything」The Temptations
「敢えて最後は“マイガール”とかではなくて、ベタな曲名で。ここにたどり着いて、最後は全部聴かずにガチャっと終わらせて車を降りるのが格好良いかなって思います。余韻を楽しみながら(笑)。この曲まできたら、ぜひまた一曲目を聴いてみてください。気持ちよく新鮮に聴こえませんか? やっぱりドライブミュージックはエディットが行き届いているべきですね」

● 村上てつや(むらかみ・てつや)

1971年生まれ。大阪府出身。1991年、早稲田大学のアカペラ・サークル「Street Corner Shmphony」にてゴスペラーズを結成。1994年、キューンレコード(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)よりメジャーデビュー。以後、シングル『ひとり』がアカペラ作品として日本音楽史上初のベスト3入り、ラヴバラードコレクションアルバム『Love Notes』がミリオンセラーを記録するなど、数々のヒットを生み出す。現在、最新アルバム『Soul Renaissance』が発売中。

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