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2019.06.08

イタリアの貴公子「イル・ヴォーロ」が語った、恋とお洒落と理想の男性像【後編】

極上のハーモニーと美しい容姿で世界を席巻する、イタリアの若きポップオペラ歌手ユニット、「イル・ヴォーロ」のインタビュー。後編はイタリア男としてのプライドと恋愛観、お洒落のこだわりについて語ってもらいました。

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文/井上真規子 写真/内田裕介 スタイリング/関谷タカユキ、橋下イツミ ヘアメイク/山崎初生、高橋亜紫 衣装提供(すべて)/エトロ

「イル・ヴォーロ」の3人。左から、ジャンルカ、ピエロ、イニャツィオ。
イタリアからやってきた若き天才ヴォーカルユニット「イル・ヴォーロ」。ジャンルカ、イニャツィオ、ピエロの3人へのインタビュー、後編(前編はこちら)では、彼らの人生観に迫ります。イタリア男と言えば、小誌のイメージキャラクターのジローラモを始め、お洒落と女性が大好きで、さまざまな趣味に通じた人生を楽しむ達人というイメージ。「イル・ヴォーロ」の3人も、若いとはいえこの世界で10年を過ごし、世界を股にかけるアーティストでありエンターティナー。さすがに普通の若者とは違う成熟した男の一面を覗かせてくれましたよ。
——「Adelaideclassifieds」というのは、おそらく日本で一番イタリア男のことを大好きな雑誌だと思うのですが(笑)。皆さんをはじめ、イタリアの男性はなぜそんなにカッコいいのでしょうか。
ピエロ 本当ですか(笑)。イタリア人にはどこか特別な魅力があると、自分たちでも思うことがあります。チャーミングなところや、可愛らしいところかな?

イニャ カリスマ性もあると思いますよ! 僕は、スペインで生まれた伝説上の色男、ドン・ジョバンニを理想にしているし(笑)。でも、このなかで一番シャイなのも僕ですけどね。

ピエロ 冗談はさておき、僕らが大切にしているのは、外見の美しさやカッコ良さよりも、内面の魅力。イタリア人は、残念なことに目が緑やこげ茶だし、背もあまり高くないし……。容姿がすごく優れているというわけではないんです。だからこそ内面を大事にします。
ジャン この話をし始めたら、お互いの足りない部分を言い出して僕らはケンカが始まってしまう(笑)。

イニャ それでも男の魅力は、やっぱり容姿よりも人間性。相手を尊重したり、大切にしようという気持ちが大事ですよね。もちろん、その上で容姿がよければ最高なんだけど。
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ピエロ・バローネ。イタリア・シチリア出身。1993年6月24日生まれ。
—— 皆さんは女性と接する時は、どんな気遣いをしていますか?
ピエロ 自分のことに構いすぎていたり、鏡ばっかり見ていたりするような男は、絶対女性にはモテないでしょ!

イニャ まず、女性に対して、男性はいきなり自分をアピールするべきではないですよね。最初は相手に対して尊敬の気持ちをもって誠実に接する。その振る舞いのなかから、女性が僕たちの魅力を感じとってくれたらいいんです。

ジャン それにそもそも交際するかどうかは、女性が決めることでしょ? イタリアではそういうことに対して、女性のほうが権力をもっていますよ(笑)。だから男は、尽くして待つ!

ピエロ・イニャ そうそう!
ジャンルカ・ジノーブレ。イタリア・アブルッツオ出身。1995年2月11日生まれ。
—— そうはいっても、みなさんお洒落だし、清潔感もあって、容姿も素敵です。プライベートではどんなファッションが好みですか?
ピエロ 僕らは表舞台に立つ仕事をしているし、SNSでいつもファンに見られているから、もちろん相応の気遣いは怠りません。毎日ジムに行って体を鍛えているし、スタイリストと相談してどういう格好をするのがベストなのかいつも考えています。

ジャン ステージ衣装は、3人揃ってエンポリオ・アルマーニのスーツを着ることが多いですね。プライベートでは、僕はシンプル&エレガントが好き。シーンによって変えているけど、僕はカルジュアルより、仕立てたものとかをよく着ています。

ピエロ 僕はやっぱりカジュアルが好きです。最近は、黒い服を好んで着ています。自分に似合う色だと思っているし、どこに行く時も適合する色だからね。

イニャ 僕もスニーカーとかカジュアルな服装が好きです。配色に気をつけているけど、黒もよく着ますよ。痩せて見えるからね(笑)。
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イニャツィオ・ボスケット。イタリア・ボローニャ出身。1994年10月4日生まれ。
—— Adelaideclassifiedsでは、デートの時に着る服をよく提案しているのですが、皆さんはデートの時はどんなファッションを心がけますか?
イニャ 女性と会うから、そのために服を変えるということはないですね。服は、自分がどういう人間かを示すひとつのツールだから、デート以前に普段から自分のなかで着るべきものはわかっているはず。それを、女性や相手に見てもらって、自分がどんな人間かを理解してもらえるのが理想ですね。

ピエロ 僕もそう思います。でも、デートで素敵な香りの香水は欠かせないですよね!

ジャン 僕とピエロは、クリードの同じ香水を使っています。すごくいい香り。
—— 一人前の男に必要な要素を3つ挙げるとしたら? 理想の男性像は、父親が関係していますか?
ジャン さっきも言ったけど、まずは相手に尊敬の気持ちをもつこと。そして自分に自信をもつこと。最後は、有言実行であること。自分のひと言に自信と責任をもつということだろうね。

イニャ 男のひと言とは大事だよ!! 

ジャン 僕たちはこの仕事についてから、世界のいろいろなところを旅して、多くの素晴らしい人たちに接してきました。この考えは、そういうところからも強く影響を受けていると思います。
イニャ イタリアの男性像は、この数十年ですごく変わってきていると思います。僕らの両親が子供だった頃は、父親の権力がすごく強かったんです。子供は父親に絶対に従うという関係です。でもいまは父親像も変わっていて、割と友達的な感覚で、理解しあっているところがあると思います。
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—— 最後に皆さんの仕事に対する姿勢について教えてください。
イニャ イタリアにもすごくハードワーカーな人とそうでない人がいます。一生懸命働かなければ家族が養えないから、掛け持ちをしている人もいるし、仕事がないといって、まったくしていない人もいます。

ジャン いまは、若い人たちが家族に養ってもらっている人たちが増えていて、社会問題にもなっているんです。大学の進学率が高くなっていますが、大学で勉強したことが役立てる仕事が必ずあるわけではないし。残念ながら勉強をしても仕事にありつけないという状態があります。

ピエロ 失業率は42%にも達していて、ある意味で危機的状況です。若い人たちがイタリアから出て行く傾向にあります。
ジャン でも僕らは幸いなことに素晴らしい仕事に恵まれている。しかも忙しいけれど仕事とバカンスはしっかり分けています。毎年、ちゃんと長い休みももらえるし。ただ僕たちは、この仕事を愛していて、やっていることに大きな喜びを感じているので、仕事をすることが苦だと思ったはないですね。

ピエロ 僕たちはこれからも一生音楽をやっていくと思うし、「イル・ヴォーロ」は3人で世界中を巡って、イタリアの音楽を伝え続けていきたいと思っています。日本へも毎年コンサートをしに来たい! そのためにも、皆さん、応援よろしくお願いしますね!

■ イル・ヴォーロ

3人とも生粋のイタリア人で、子どもの時に三大テノールに憧れて歌手を めざし、2009年イタリアの人気オーディション番組出演をきっかけにグループを結成。2011年には全米ビルボードのクラシックアルバム及びラテンポップアルバム部門で第1位を獲得。2012年にはバーブラ・ストライサンドのツアーに参加。2015年にリリースされたアルバム「グランデ・アモーレ」は世界各国で大ヒットし、同名シングルのミュージックビデオ再生回数は1億回を突破! オペラからポップスまでイタリアの音楽を世界に広めつつ、世界規模で大旋風を巻き起こしている。今年5月に2度目の来日。東京、横浜、大阪で6公演を行った。

現在、結成10周年を記念した、約4年ぶりとなるオリジナル・アルバム『MUSICA~愛する人よ』(ソニーミュージック)好評発売中。日本版ボーナストラックとして、羽生結弦選手がエイキシビションで使用した楽曲「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」を新録音収録。
7月19日(金)より、 Bunkamuraル・シネマ(渋谷)で映画『イル・ヴォーロ with プラシド・ドミンゴ 魅惑のライブ~3大テノールに捧ぐ』が上映。全国順次ロードショー予定。

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