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2017.09.18

スーツがキマって見えるシャツのアイロンの掛け方教えます

良いスーツもシャツがヨレヨレではキマりません。というわけでシャツにビシッとアイロンを掛ける技をシャツ職人の方にお伺いしました。

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写真/小澤達也(STUDIO Mug) 取材・文/池田保行(04)

ビジネススーツを美しく着こなすためには、ヨレヨレのシャツではいけません。襟羽根がビシっと整っていても、袖口からのぞくカフスにシワが入っていては台無しです。

クリーニング店を活用するのは基本ですが、オトナの諸兄でしたら、知っておきたいのが上手なシャツのアイロン掛け。あらためておさらいしましょう。

見えるところだけにアイロンを掛ける時短術

シャツにアイロンを掛ける方法を教えていただいたのは、シャツ職人の山神正則さん。自身のシャツブランドを手がける山神さんは、365日スーツを着用することでも有名。

ストラスブルゴ 南青山店3Fのハウステイラーズラボで、オーダーシャツ「YAMAGAMI SHIRT」を受注する職人さんであり、ストラスブルゴのオリジナルシャツを監修している方でもあります。自分でシャツを仕立てているだけに、細かなシャツの作りに沿ったアイロンの掛け方を熟知しています。そんな山神さんにスーツがキマって見えるシャツのアイロンの掛け方を伺いました。

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シャツの襟羽根は4段階に分けてアイロンをかけるのがコツ

シャツの襟羽根は4段階に分けてアイロンをかけるのがコツ

シャツの襟にアイロンを掛けるとき、ス〜ッと一気に掛けていませんか? それだと襟にシワが入りやすいですよね。高級なシャツの襟羽根はフラシといって、表裏の生地の間に芯地が浮いている状態でサンドイッチされています。だからそのままアイロンを掛けると、表地がすべってシワになってしまいます。

「本当に高級なシャツは襟羽根と台襟が平面ではありません。カーブしている台襟と接結している部分がいせ込まれているので、襟羽根を平らに置くと台襟側にシワがよってしまいます」
最初に、襟羽根の上半分にアイロンをかけます。このときステッチにシワが入るのを嫌って裏からアイロンをかけるという人もいますが、表側から掛けたほうがきれいに仕上がります。その後アイロン台の上に平らにのせ、左右の剣先から中央に向かってアイロンをあてます。中央にたまった部分はそのままでOKです。
「次に台襟をアイロン台の端に載せます。するとほらカーブしてるので襟羽根の外側は平らに置けないことがお分かりいただけるかと。ここで襟羽根の下半分にアイロンをかけます。ここでも左右から内側に向けてアイロンをいれていきます」

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カフスは内側をロールさせながら

カフスは内側をロールさせながら

カフスが弧を描くように丸くなっているのは外側の生地量を多くとっているからで高級シャツの証です。カフスを開いたら内側からアイロンをかけていきます。
「高級シャツのカフスは外側の生地が若干長く、内側の生地を若干短く設定することで、自然と手首に巻き付くように弧を描きます。そのため外側にアイロンを掛けると、生地のたるみが多いぶんしわが入りやすいのです。そのためカフスは内側からアイロンをかけます」

剣ボロも裏側からアイロンをあてます。ダブルカフスやターンナップカフも同様ですが、折り返してからぴっちりとアイロンをあててはいけません。

身頃は手前に引きながら裏面にアイロンをかけます

身頃はボタンを開いて、横向きに置き、裏面からアイロンをかけていきます。ここではジャケットから見える範囲だけでOKということで胸周りだけ。脇や裾などにはかけません。山神さん曰く

「着ているうちにシワになってしまう部分や、ジャケットを脱がないと見えない部分にアイロンはかけません。ボタンがついている前立部分も、裏側から軽くアイロンをかけるだけです。左前立てが乗りますし、ネクタイをすれば見えませんから」

と頼もしいお言葉を頂戴しました。

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袖にもアイロンをかけたい人へ

袖にもアイロンをかけたい人へ

取材中個人的にも疑問に思っていた”カフスとの接結部分に入ったプリーツにアイロンはどこまでかけるのか?”という疑問をぶつけてみたら、思わぬ答えが返ってきました。

「袖山(袖の上部、「身頃」と縫い合わせる部分)をつけたくない、着ているうちにどうせしわになる、ジャケットを脱がなければ見えない、といった理由から、僕は袖にアイロンはかけません。それでも袖のしわが気になる方は、袖山が入らないようにアイロン台の縁から袖山になる部分をおとしてアイロンをかけてはいかがでしょう。」
「ぼくはプリーツを消すようにアイロンを入れています。本来プリーツやギャザーは、タイトな袖口からふんわりと袖を起こすために入れているので、きっちりプレスして袖を細くしてしまうのは意味がないと思うからです。それに袖はよく動きますので着ているうちにプレスもとれてきます。ならばプリーツにアイロンは不要だと思うのです」

なるほど、じつに理にかなった回答。シャツ作りの名人ならではのアイロン術には目からウロコの連続でした。ぜひ参考にしてみてくださいませ。

教えてくれたのは、シャツ職人の山神正則さん

仕事のときはもちろん、保育園の運動会も、休日にバッティングセンターに行くのもスーツという山神さん。こだわりまくりのオーダーシャツを仕立てる腕利きの職人さんです。

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