2017.04.27

今アツいのは最新お江戸デート❤︎

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今、何やらデートは“お江戸が熱い”と小耳に挟んだ編集部。そうと聞いては行かねばならぬ。そう意気込んで向かった先は東京、日本橋でした。

裏通りに佇む噂のスポットへ足を踏み入れるやいなや、我々は見たこともない光景に終始「おお…!」、「すごい…!」と感嘆の声を漏らし続けることに。そこは、抜群のエンターテインメントと、知的好奇心をゴリゴリくすぐる仕掛けが満載の、最新お江戸デートスポットだったのです。

しかも2つの展示が同時開催なので、半日ここで楽しめば知的なあのコも満足してくれること間違いなし。さらに夜はそのまま日本橋ディナーに直行できてしまうので、昼間はこんな飛び道具スポットで遊びながらも、最後はやっぱりリッチでスマートなデートになってしまうというワケです。

開催は2017年5月21日(日)まで。週末やゴールデンウィークを活用して、魅惑的な江戸の世界に、ふたりで迷い込んでみてはいかがでしょうか。

■スーパー浮世絵「江戸の秘密」展

“浮世絵展”と聞くと、どうもおカタい印象をお持ちの方も多いのでは。

しかし、江戸時代の浮世絵は、大衆のための人気エンターテインメントだったのです。題材に「女性ファッション」や、「イケメン」などを扱っていることから、さながら現代の雑誌と似たような存在だったことが伺えます。
その浮世絵が最新テクノロジーと出会い、現代のエンターテインメントとして生まれ変わったのが、「スーパー浮世絵『江戸の秘密』展」です。当時の浮世絵のデジタルデータを集結し、描かれたヒトやモノが自由自在に動き回る江戸のデジタル世界はまるで夢の中の出来事のよう。

たとえば、こちら。花街のエリアで窓の格子に近づくと、中の花魁がこちらを伺い微笑んでくれるのです。吉原の主役だった花魁は、実は数多くいた遊女の中でもほんの一握りの存在。幼い頃から英才教育を受け、その教養の高さから吉原では花魁が上座、客は下座と言うほど格式高く、大名や公家の相手をできる女性だったのです。
浮世絵は雑誌のような存在であったことから、当時のファッションが如実に描かれているのもまた注目すべきポイントです。

江戸の庶民はトレンドに敏感。そのお手本となったのが、実はいろいろな職業人だったのです。中でも流行の最先端にいたのが歌舞伎役者と花魁。

着物のデザインから、柄、色、帯の結び方、髪型から袖の長さまで、すべてが庶民の憧れの的でした。
また、江戸で多くの女性に読まれた女訓物には、「女と生まれては一日も白粉を塗らず顔に有るべからず」と有り、化粧をすることは礼儀作法や身だしなみの一つとされていました。

女性は朝起きて眠るまで、入浴中も化粧をしていたほど。「色の白いは七難かくす」という言葉にあるように、江戸時代も色白であることが美人の象徴。

しかし、当時よく使われていた「鉛白粉」には中毒性があり、胃腸病、脳病、神経麻痺などを起こしてしまう人もいたそうです。
また、この展示会では各エリアで片岡愛之助氏による詳しい解説が聞けるのもポイント。動く浮世絵を目で楽しみ、より深い知識は耳で楽しむ。

ただの展示でも、ただのアソビでもない、「スーパー浮世絵『江戸の秘密』展」は、まったく新しいハイブリッド型のエンターテインメントなのです。
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■「食神さまの不思議なレストラン」展

もう一方の展示、「『食神さまの不思議なレストラン』展」に移ると、これまた異なる雰囲気が漂います。こちらの展示、実はテクノロジー系メディアの注目を大いに集めたことで話題になったのですが、それもそのはず。本展のデジタルアートを担ったのは、世界最高峰のデジタルアート集団、「モーメント・ファクトリー」なのです。

今回、日本初上陸を果たした彼らは、マドンナやレッド・ホット・チリ・ペッパーズのライブ演出、バルセロナのサグラダ・ファミリア大聖堂のプロジェクションマッピングなど大規模なプロジェクトを担ってきた世界的なアート集団。

その彼らがこの展示で注目したのは「和食」。よく見るテーマと思うなかれ。カナダ、モントリオール出身のアーティストの目に映る和食の姿は、日本人の我々が見ているものとは一線を画すのです。
まず足を踏み入れると、日本最古の歴史書である『古事記』に則り、穀物・食物の神様、「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」が使役したキツネ(ウカ)が、“四季”の世界へ誘います。スクリーンに触れると、森を表現したフロアが四季の移ろいに合わせて表情を変えていく仕組みです。
春の世界が広がる瞬間。
スクリーンに映し出される秋の光景。光に触れていくと、キツネ(ウカ)が現れ、季節の移ろいを告げる。
和食を表現する上で、「モーメント・ファクトリー」が着目したのは“四季”、“調理法”、“杜”(やしろ)、そして“米”の4つ。それぞれのテーマごとに斬新な体験型空間が用意されています。

特に「モーメント・ファクトリー」の個性が色濃く出ているのが調理法のエリアです。周囲を7層の特殊なスクリーンに囲まれ、まずは瞬時にボディスキャンが行われます。

そして、「煮る」、「焼く」、「蒸す」、「揚げる」を表現した映像と音に包まれ、まるで自分が調理されているかのような感覚になるのです。

実際に体験してみると、迫力ある映像と音響のためか、『注文の多い料理店』の世界に入り込んだような印象を受けました。
「焼く」が表現されたスクリーン。ボディスキャンで体格や立ち位置を認識されるため、“ムラなく”調理される感覚を味わえる。

最後には一流職人によるオリジナルフードの提供があります。京都・「美山荘」の中東久人氏が考案した「神様のおいなり」が来場者全員に提供されるほか、本展オリジナルの稲庭うどんや出汁巻き卵、筑前煮などもご用意。全国の地酒や、女性に人気の甘酒もあるので美酒と美食に酔いしれてはいかがでしょうか。

スーパー浮世絵「江戸の秘密」展、「食神さまの不思議なレストラン」展

開催期間/2017年5月21日(日)まで
場所/東京都中央区日本橋茅場町1−8−1 茅場町1丁目平和ビル 日本橋茅場町「特設会場」
料金/大人(高校生以上)2000円、子ども(3才〜中学生以下)1000円、「江戸の秘密展」×「食神さまの不思議なレストラン展」セット券3400円
オフィシャルサイト(チケットはこちらから)/

取材・文/冨永麻由(編集部)

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