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2019.06.01

【第5回:叱る】

叱られ慣れていない若いヤツを上手に叱る方法とは?

怒涛の昭和~平成を生き抜いてきた梅沢富美男さんが考える「男の生き方、身の処し方」とは? 常に一本芯の通った、炎上を恐れぬ本音コメントは世の迷えるオヤジ&コヤジのバイブルですぞ!

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構成/紺野美紀 写真/内田裕介 イラスト/ゴトウイサク

俺は常に怒ってるように思われているけど、年がら年中怒ってるわけじゃね~からな(笑)。それと、怒ると叱るは一見同じようだけど、違うから。“怒る”は自分の感情で腹を立てること、“叱る”は相手を戒めることだと思ってます。

二度とこんな経験したくないと反省させる意味で“怒る”こともあるけど、叱る時っていうのは本人にやったことの意味を考えさせるのが目的だから。

劇団の連中を叱ることはよくあるよ。“鉄は熱いうちに打て”じゃないけど、いちばん大事なのはとにかくすぐ叱ること。前も言ったけど、舞台が終わってからの食事の席で飲みながら……なんて一番ダメな叱り方。

失敗したら速攻言う。舞台上で失敗したヤツには、引っ込んできた舞台袖で言います。目に余った時にすぐに言うことが大切なの。

それはサラリーマンでも同じでしょ? 仕事の失敗を飲みの席でグダグダ言う上司なんて最悪だよ。そんなことやってるから、若い連中が飲みの誘いを断るようになっちゃうんだよ。

人は叱られた分だけ学んで成長する

最近の親は子供を叱らないから、若いヤツらは叱られ慣れてない。だから叱られると不機嫌になったりキレたりする。これは親も悪いんだけど、子供もかわいそうだよね。だって、どんどん失敗して、叱られて人は学んでいくもんなんだから。

何事もいきなり出来るヤツなんていませんよ。何度もやって何度も失敗して何度も叱られて、人は成長していくんです。叱る方も一生懸命叱って、そいつに「なんでこんなに真剣になってくれるのか」と考えさせるのがいい叱り方なんだよ。

社会人なんて、お給料貰って、叱ってもらって色んな勉強をさせてもらうんだ。こんな最高の環境ありますか?
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叱るのは、相手を追い詰めることじゃない

部下や上司に限らず、人と意見が対立することってあるよな。どうにも相手が間違っていると思ってならない。でも、そんな時に相手の間違いを指摘して、考えを改めさせようなんて思わないことだよ。

人なんて、どう言われようとそうそう変わるもんじゃないから。まずは、自分が変わること。相手の側になって、なんでこういう風に思うんだろうと考えてみろよ。自分が変われば、相手も変わるもんだよ。それで歩み寄ればいいじゃないか。

人を叱る時もその意識をもつことが大切なんです。一方的に自分の言いたいことだけ言ったって、絶対相手は納得しないってこと。

うまく叱れば組織に連帯感や責任感をもたせられる

あとは、叱る時の場っていうのも大切。例えば、一人の部下を二人の上司で叱っちゃダメだよね。一方が叱ったら、一方がフォローしないと。叱るっていうのは、その人をやり込めることじゃないから。

追い詰めて惨めな思いにさせるんじゃなくて、自分のやったことを直視させ、その本質を考えさせることに意味があるんだから。

ウチの劇団では一人が失敗したり、悪いことをした時は、本人だけでなく先輩も呼ぶんです。それで、先輩を叱って謝らせる。そうすると、失敗した本人は申し訳ないことをしたなと思うだろ? 

連帯感や責任感をもたせるんだよ。それで集団に仲間意識も芽生えてくる。これって、会社の部署とかでも言えることだと思いますよ。

● 梅沢富美男(うめざわ・とみお)

1950年11月9日、福島県福島市生まれ。血液型B型。俳優・歌手・タレント。剣劇一座「梅沢劇団」の創設者で大衆演劇のスターだった梅沢清と娘歌舞伎出身の竹沢龍千代の5男として生まれ、1歳5か月で初舞台。15歳で本格的に役者の道へ。1976年、女形に転向し「下町の玉三郎」として大ブレイク。1982年には『夢芝居』で歌手デビューし50万枚を超えるヒットに。現在は「梅沢劇団」三代目座長として年間180日舞台に立つ傍ら、テレビにも数多く出演。バラエティや情報番組での歯に衣着せぬ直言コメントで人気を得ている。

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