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2019.05.23

【第20回】

石原さとみ似の美人週刊誌記者「あの時、枕しとけばよかったかなと思ったり(笑)」

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか?「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠されたプライベートに迫ってみる連載、いよいよ最終回です。

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構成/木村千鶴

「ワイングラスのむこう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA(バール・ボッサ)」のマスターにして、作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな職業の美人さんのプライベート(主に恋愛関係)に迫るこの連載(これまでの美人さんはこちら)、いよいよ最終回となる第20回目のゲストは週刊誌記者のさとみさんです。

週刊誌の記者や芸能レポーターって、本当にお仕事大変そうですよね。良いことばかり書くわけじゃないから嫌われることもあるだろうし、悪い男もいっぱいいそうだし。そんな裏方の世界でも、こんなに輝いている人がいるんですねえ。

一生処女かもって思った時期もありました(笑)

── 最終回のゲストは週刊誌の女性記者さんということですが、裏方に置いておくのはもったいない清楚な感じの美人さんですね。石原さとみさんに似ているので、今日はさとみさんって呼ばせてください。

「恐れ多いですが、よろしくお願いします(笑)」

── ところで自分が美人だと気づいたのっていつ頃でしたか?

「わりとモテ出したのは大学生の時、ですかね。でも私、男性とちゃんとお付き合いしたのは社会人になってからなんですよ」

── そうなんですか。男の人があんまり好きじゃなかった?

「そういうわけじゃないんですけど、ん~、私、一生処女で終わるんじゃないかと本気で思ってた時期があって(笑)」

── え~! こんなに美人さんなのに何で!?

「私、ちょっとオタクっぽかったんですよね、高校生の時。サブカルが好きで、ラジオとか熱心に聞くような子で。髪型もパーマでグリングリンにしてて、メガネとか掛けてた感じで」

── そっか、そっちの方に行ったらモテないですね(笑)。じゃあ突然路線変えたんですか? だって今とても女性らしいですよね。

「そうですね。20歳くらいかな。それまでも好きな服は着ていたんですけど、母親の影響か強かったのもあって」

── お母さんは、こういう服を着なさいって言うんですか。

「私、胸がないので、胸元の開いた服を着ちゃダメとか(笑)」

── 胸元が開いていると男子って見ますよね。凄く見たいわけじゃなくても、ちょっと開いてると目が行っちゃうんです(笑)。それは男子の目を引くひとつの手ではあるけれど、お母さんはそこをダメって言うんですね。

「かがんだ時に見えるのがみっともないでしょって」

── あ~、それはお母さんの言うのはわかります。胸がないっていうのはともかく(笑)。

「ないから余計にってことでしょうけど、今思うと母親の呪いがあると思います。過保護ではないんですけど、視線を感じるというか」

── 今のキャラクターと全然違いますもんね。女の子ってそういう風にして大人になっていくんだ。

「そうですね、それが母親離れなのかな」
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ネタ欲しくてTV局の人としょっちゅう合コンしてました

── さとみさんがこの職業を選んだ理由は何ですか?

「私、芸能人が凄く好きだったんで、女性週刊誌とかゴシップ誌がやりたかったんですよ」

── え、そういう人めったにいないですよね(笑)。芸能人好きだったらTV局とか広告代理店に行くかなってイメージはあるけど。

「TVのワイドショーって週刊誌のネタを拾ってやってるじゃないですか。あれを見てて、週刊誌やりたいなって。あとは『働きマン』(週刊誌の女性編集者が主人公)ってマンガに影響されましたね」

── サブカル好きとしてはそこ、きますね(笑)。

「そのマンガの中に、ある種の信念が見えたんですよ。芸能の世界は一見華やかだけど、そうではない彼らの素の部分というのがある。それを私たちは地続きで感じ取り、世に送り出すんだという」

── あ~なるほど、そういう感覚ですか。おもしろ~い。

「週刊誌って色んな人々のゴタゴタも、キラキラした芸能人のグラビアも、全部まとめて一冊に入ってて、そこに惹かれるものがあったんですね」

── 週刊誌って普通はどんなところが情報源になってるんですか?

「それは芸能班とか社会班とかいろいろ担当によっても違いますけど、基本、毎週新しいネタを出さなきゃいけないわけで。で、私が芸能記者をやっていた時は何をしてたかというと、テレビ局界隈の人たちとしょっちゅう合コンしてましたね(笑)」

── え~、合コンしながら、「週刊誌の記者やってるんだけどネタない?」って。教えてくれるんですか?

「それはね、やっぱり仲良くなってからじゃないと無理だし、彼らにもいい思いさせなきゃならないなと思って。でも、私、かわいい子を必ず集めていくんで、そこは自信あります(笑)」

── へえ~、では夜は合コンでTV局とかからネタを引っ張って(笑)。そうすると昼間は、出勤してから、その足はどこへ向かうんですか。

「そうですね、張り込みとかも多かったですよ」
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直撃取材で階段から突き落とされそうになったことも

── 張り込みするための情報とかは最初から持っているんですか? そういうのを調べるところが社内にあるとか?

「情報を持ってる先輩から引き継がれてるものもあります。でも全然ない時もあるし。一度、出身地から家を割り出したこともありました」

── それはどうやって?

「聞き込みですね。この辺って○○さんの家あるんですよね~? みたいに聞き込みするうちに教えてもらえました」

── そんなこともするんですね。それってほぼ探偵ですね。

「そうだと思います(笑)。それで場所が割れて、直撃しなければならない時なんかは、対象の相手がいつ帰ってくるかわからないから、朝から晩まで張り込みです。1人で立ち張りの時もあるし、カメラマンと車で張ることもあるし」

── アレですよね、例えばインターフォン鳴らして、○○の件で、なんて言ったら「うるせえお前!」って怒鳴られるような。

「基本的にそこまで過激にはしませんでしたね。家を出てきた瞬間に声をかけるとかが多いかな。だいたいは一瞥して無視されるんですけど、たまにはそこで答えてくれることもあるんです。だけど1回だけ階段から突き落とされそうになったことはありました(笑)」

── え~!でもそれも楽しいんですか?

「いやいや、やっぱりね、途中からしんどくなりました」

── ですよね、僕も聞いててそれしんどいんじゃないかなって。

「好きでしたけどね、何でこんな仕事してんだろうなって気持ちになってきちゃったんですよ」

── うん、やっぱり大変ですよね。

「結婚とかも考えだす年頃に、真剣にお付き合いしてた男性がいて。でもお互いの仕事の都合でお別れしたんですよ。無理だなって。私は朝の8時まで張り込みしてた時もあったし、毎週必ず入稿日はてっぺん超えちゃうんで」

── それはつらい……。

「私の中ではそういうの全然嫌じゃなかったんですけど、こんな生活じゃ結婚なんかできないなって思っちゃった。なのに仕事では他人の恋愛を追っかけたりするわけじゃないですか。自分の人生どうにもならないのに、人の人生追い続けて何なんだろうって」

── そっか、取材する人からは嫌がられちゃったりもするし。

「そうそう、しかも他人の恋愛をあ~だ、こ~だ外野が言うって、どうなんだろうな~って」

── さとみさん、真面目そうな感じしますもんね。

「途中からスクープよりも自分の人生をどうにかしなきゃって思いになっていっちゃったんです」
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あの時、ちょっとぐらい枕営業しても良かったかも!?

── あの、スクープってしょっちゅう取れるものなんですか?

「全然! 初めは調子よくポンポンって出せた時もあったんですけど、途中から全然ダメになっちゃいましたね」

── じゃあスクープ欲しさに悪い男につかまっちゃったなんていうのはない? 枕営業しちゃうとか。

「枕はねえ、あの当時は抵抗があったんです」

── あの当時は、というのはどういうこと?

「今思えばあの時、ちょっとぐらい寝たってよかったんじゃないかって思うことはあります(笑)」

── じゃあ、話を持ちかけて来る人はいるんですか。

「いますよ、いくらでも! あったあった。ある人とご飯食べて、以前食事した時に何もなかったしと信頼してたら、もう一軒飲みに行こうって言われて。ついていったらホテルに部屋が取ってあるなんてこともありました。マジで~って思って(笑)」

── え~、そんな気持ち全然ないですよって?

「そこが難しくて。拒絶しちゃって繋がりなくなるのもアレなんで、とりあえずは部屋に入りましたよ」

──え~危険~!

「本当にがっつりやられたらレイプになるし、そこまではしないだろう、共通の知り合いも多いからちゃんと断れば大丈夫だろうと」

── いや本当に大変。だって、これ普通の職業だったらすぐ帰れるでしょ。でも職業的にネタのこととかどうしても考えますよね。

「やっぱり、最近ネットとかでも仕事がらみのセクハラで叩かれてる人が多いですけど、そういうことを面白がれる人なんて、ちょっとネジ飛んでるんですよね」

── そうか、男性側もやれるかどうかのゲーム感覚なのかな。女性もそれでもネタは欲しいと(笑)。やっぱり芸能界のゴシップってみんな好きだし、あれはなくならないでしょうからね。

「とは思うんですけどね。でも今はSNSで芸能人個人が発信しちゃうじゃないですか。そうすると、人々がどっちを信じるかというとね~。確かに週刊誌も多少妄想記事もあるんで(笑)」

── インターネットが出てきたことによって、本人に否定されちゃうとね。やっぱり紙媒体の話は嘘なのかと炎上するようなケースも増えてきて。

「でも、嘘も含めて面白かった、許容されていたという側面が昔はあったと思うんです。だけど今の人たちは凄く厳しいから。だからそれも含め、形態として紙の週刊誌っていうのはなくなっちゃうのかなって思います。スクープはあると思うけど」

── なるほどな~。紙だけでなく、TVっていうマジックももしかしたら今後消えていくかもしれませんね。

「そうですね、TVも若い人たちは観なくなってるし。次々出てくる芸能人を旬として、みんなで盛り上がれたのって、私たちの世代までがギリギリだと思います。昭和の文化はもっとそれが熱狂的だったじゃないですか。でも今って、興味の向きがユーチューバ―とかそっちに行っちゃってますからね」

── 芸能人という存在の価値が昔とは変わってきているんでしょうね。

そんな、さとみさんをワインに例えると

「ヴァランセイ」  
品種はソーヴィニョンブラン。ハーブみたいな香りで、カッチリさっぱりしてます。芯があって、品がある。すっきり辛口の味わいがさとみさんにぴったりです。

■ Bar bossa

住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
TEL/03-5458-4185
営業時間/18:00~24:00
定休日/日、祝

● 林 伸次
1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷にbar bossaをオープンする。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSをオープン。選曲CD、CD ライナー執筆多数。「ワイングラスの向こう側」(cakes)で連載中。著書に『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)がある。

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