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2018.03.28

京都人が教える京都デートは、和菓子を名門でイートイン

春の京都を大切な人と旅するなんてのもよろしいのではないかと。和スイーツの本場ですから和菓子のイートインは外せません。といってもお店が多すぎて一体どこに入ればいいのかわからずウロウロ……そんなことにならぬよう、京都に根付いた名門和菓子のイートインを京都生まれのライターがご案内します。

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文/川田剛史

「京都でオトナのデートにふさわしい名店4軒教えまひょ」

ようやく暖かい春を迎えたし「京都でもいかない?」と、あのコを誘ってみはったらどないです? 春の京都で楽しんでほしいのは季節感たっぷりの和スイーツ。なかでも生菓子はその日のうちに食べるのが鉄則。そやかて、生菓子をホテルの部屋へ持ち帰っていただくのも趣に欠けますやろ。優雅な環境でイートインしはったら、それこそ和スイーツの美味しさも引き立つんやないかしらん。
いまや京都は右を見ても左を見ても和スイーツの看板だらけ。どのお店が大人のイートインにふさわしいのか……、と思わはるのも無理はない。そんなときは京都に根付いた老舗の手掛ける喫茶室やカフェを選んどいたら間違いあらしまへん。お味も空間も名門だけあって、小娘が押し寄せるような流行りのお店とは別格。今回は京都の和スイーツがイートインできる上質な名店を京都に生まれ育ったライターが厳選してご紹介しまひょ。

◆ 虎屋菓寮

「五世紀にわたり和菓子屋を営む名店」

よもや、とらやさんをご存じないなんてお人が、いはるとは思えへん。とらやさんはなんと後陽成天皇の時代(1586年~1611年)から御所の御用を勤めている名門中の名門や。しかも明治2年(1869年)の東京遷都の際、とらやさんは天皇陛下にお伴して東京へも進出しはった。そんな歴史からも、とらやさんが特別な存在やとお分かりいただけますやろう。

東京に進出しはったあとも、京都のお店は変わらず御所のねき(近く)にあって、虎屋菓寮があるのは江戸時代から営業していた場所やとか。菓寮には稲荷社、江戸時代からの蔵を含むお庭があって、そちらを眺めながらのお茶の時間は優雅で実によろしおす。また菓寮内には約600冊に及ぶ和菓子や京都の文化に関連する書籍が配架されているのもありがたいなァ。

重厚な美術書や和菓子の図案集など、時間が経つのも忘れる書籍の数々に、知的な彼女もきっと大喜びしてくれはるやろう。ついでに一言と言うたら申し訳ないけれど、駐車場が完備されてるのもさすがやなぁ。

◆ 虎屋菓寮 京都一条店

住所/京都府京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400
営業時間/10:00〜18:00(L.O. 17:30)
お問い合わせ/☎075-441-3113
定休日/不定休
URL/

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お茶の世界とも結びつきの深い老舗

◆ 俵屋吉富

「喧騒を離れた空間で茶人気分を味ぉてほしい」

京都を代表する和菓子店の名門というたら、俵屋吉富さんの名を上げんならん。宝暦5年(1755年)に俵屋惣兵衛が営んだ雑穀商を原点とする老舗で、全国菓子博覧会での褒賞状をはじめ、数々の受賞歴を誇る実力派。お茶の世界とも縁が深いので、お茶人さん方も厚い信頼をよせたはる。そんな俵屋吉富さんの小川店併設の茶房が「茶ろんたわらや」。

こちらには通年のもんから季節限定まで、幅広う和スイーツが用意されているから楽しい。実はお店の周辺は茶道の聖地ってご存知どすか? 表千家さんの不審庵や裏千家さんの今日庵にはじまり、茶道総合資料館、茶道具のお店もあるし、ちょっと下調べしとかはったら散策も楽しぃなりますわ。

◆ 茶ろんたわらや

住所/京都府京都市上京区寺之内通小川西入ル宝鏡院東町592
営業時間/10:00~17:00
お問い合わせ/☎075-411-0114
定休日/火曜
URL/

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祇園の隠れ家カフェでいただく和菓子とは?

◆ 鍵善良房

「祇園の隠れ家でしっぽりと和菓子を楽しみまひょ」

次は趣向を変えて茶店ではなくカフェをご紹介しまひょか。祇園の路地を入った先にある「ZEN CAFE」は2012年にオープンしたお店。と言うても手掛けたはるのは創業から300年近いと言われる鍵善良房さんどっさかい、ただのカフェや、おへん。店内のシックな色使い、木の温もりが伝わる繊細な調度品。どれをとってもモダンそのものですねん。そうかと思たら、店内では伝統的な和菓子がいただけるというんやから、まさしく一興やないやろうか。

お連れしはったあのコから「祇園のなかに、こんなお店があるのね」と言うてもろたら、しめたもん。ええ意味で予想を裏切るお店へのご案内でふたりの京都旅行に変化をつけてみはったら、どうどす?

◆ ZEN CAFE

住所/京都府京都市東山区祇園町南側570-210
営業時間/11:00~18:00(LO17:30)
お問い合わせ/☎075-533-8686
定休日/月曜(祝祭日の場合は翌日)
URL/

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「え、ここに?!」一番便利な場所に位置する意外な喫茶室

◆ 永楽屋 喫茶室

「あまいもん、からいもんが両方ありまっせ」

さて、本特集は和スイーツが本題やけど、お次に登場する永楽屋さんは佃煮と京菓子の両方を取り扱うてはる個性的なお店。そんな永楽屋さんは1946年の創業当初から本店2階に喫茶室を設けたはった。和とモダンデザインがええ具合にミックスされた空間は、居心地がよすぎて、長居しすぎんように気ィつけなあかんで。メニューを見たら和の素材を生かしたパフェのほか、わらび餅、ぜんざいなどなど充実。きっと、お連れのあのコも目移りしてしまわはるはずや。

肝心の和スイーツのお味どすか? その点は心配おへん。上質な宇治抹茶、北海道十勝産の小豆、奈良・吉野の葛、沖縄・波照間産の黒蜜。素材を吟味したはるから、美味しさは折り紙付きや。そして最後にお店の立地についてご紹介をしとこ。永楽屋さんの本店があるんは京都で一番賑やかな四条河原町。京都の一番便利な場所やし、たぶん旅の途中にいっぺんは通りますわ。

◆ 永楽屋 喫茶室

住所/京都府京都市中京区河原町通四条上る東側 永楽屋本店 2階
営業時間/12:00~19:00 (LO 18:30)
お問い合わせ/☎075-221-2318
定休日/無休
URL/
と、京の和菓子の名店が手掛けるイートインスペースを4軒、ご紹介さしてもらいました。ここやったらキャピキャピした女子に囲まれて、大人の男女が肩身の狭い思いをせんでもええはずです。春の京都で本場の和スイーツを楽しんできてくれはったら嬉しいなぁ。

● 川田剛史 / ライター

京都出身。数々のメンズファッション誌でファッション記事を執筆しながら、生まれ育った京都で、忘れられかけていた随筆家、大村しげの存在に着目し、彼女の功績の再評価を目的とするをスタートさせた。

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