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2017.11.28

恋も食事も「選択と集中」が大切。「あそこの×××食べに行こうよ」【ムール貝専門店の巻】

ベルギー名物「ムール貝ワイン蒸し」を東京・勝どきで供する「ペシュール」。花屋をリノベした店内はさりげなくスタイリッシュで、ほどよく脱力系がいまの気分。頑張りすぎないデートもこなれた感じでいいものです。

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文/中島由貴 写真/河合 綾

「こんどゴハンでもどう?」という漠たるお誘いよりも、「あそこのXXX知ってる? 食べに行こうよ」とキメ打ちでの誘いのほうがコンバージョンレートが高い。これはAdelaideclassifieds読者なら身をもってご存じのことかと。女性からすれば、どんなものをごちそうになるのかわからないでいるより、具体的にイメージできるほうが誘いに乗りやすいですもんね。恋も食事も選択と集中をモットーとするみなさまに、単品主義の店をご紹介します本企画、最後にお届けするのは、フラワーデザイナーでもある店主がプロデュースしたムール貝専門店の『ぺシュール』です。

女性たちの瞳を♡にする
勝どき発ムール貝専門店「ぺシュール」

ムール貝専門店「ぺシュール」 内観
倉庫街だった昔の勝どきの街の雰囲気を意識した店内。以前の花屋で使っていた作業台がそのままテーブルとして使われているのもおしゃれ。
デート店のチョイスにおいて、振り幅の広さはあのコとの距離を狭める特効薬。ですから、摩天楼を見渡す特等席から赤ちょうちんが目印の酒場まで“いいトコ知っているんだ”の一言のために、日夜情報収集に余念がない。と、そんなオヤジの鏡のようなみなさまに朗報がございます。味よし、居心地よし、コスパよし、さらに女性ウケ間違いなしの新店を見つけてまいりました!

「広告をほとんど出していないんですが、どこかで美味しいって聞いてお店に来てくれるんです。」

と、今年9月8日にスタートしたばかりだというのに、すでに女性たちの心を掴んでいるのが勝どきにあるムール貝専門店「ぺシュール」です。有名レストランから独立した…、なんてよく耳にするお話ではなく、実は、青山にあるコンセプトストア「アグライア インテレクチュアル&コンフォート」を営み、女性誌などでも大評判のフラワーデザイナーである石井りかさんがご自身の元の花屋を改装してオープンさせたお店なんですって。

美人お花屋さんを射止めた美味しいムール貝って?

それにしてもフラワーデザイナーである石井さんが、ムール貝の、しかも専門店をどうして手がけることになったのでしょう。

「元は、ここ勝どきで花屋を7年くらいやっていました。青山に出店することになりこの場所の使い道を考えていたときに、たまたまカナダ出身の知り合いがホームパーティに生のムール貝をネットに入れてたくさん持ってきてくれました。今まで食べたことがないほど、美味しい!美味しい!と、そのムール貝に夢中になったんです。」

ひとつのムール貝との出会いがきっかけとなり、お店のコンセプトを思いついた石井さん。

「その知り合いがカナダのソルトスプリングアイランドというところのムール貝生産者とお友達だったんです。バンクーバーから飛行機で1時間ほどの距離にあり、ナチュラリストやヒッピーの人たちがよく訪れることで知られている汚染などが全くない本当に綺麗な海や豊かな自然がある、素敵な場所のようです。そこで獲れるムール貝を、週に3回空輸で送ってもらっています。勝どきはどこか下町っぽさがあって人もあったかい。自分が好きなものをそんな人たちにも食べてもらいたいと思って。」

オーダーは「ムール貝をSサイズ2種類」がデート向き

ふんだんにガーリックを効かせた白ワインベースの「ブラン」、フレッシュトマトとタイムを合わせた「ロッソ」、シンプルな酒蒸し「酒」の3種類がお店の主役。サイズは380gのSと、600gのMをご用意。その他に築地から仕入れる新鮮な魚介や野菜を使ったアラカルトメニューも。

「専門店ですから、最初に、『ムール貝はどれにしますか?』と聞いてます(笑)。おふたりなら、Sサイズで2種類を頼んでいただくのがちょうどいいと思います。〆サバやサラダなどを前菜やワインのアテに。フレンチフライとフリットもスープに浸して楽しめるのでオススメです。」
ブランとフレンチフライ
プリプリふわふわなムール貝は、噛むほどにほのかな甘さを感じるフレッシュな味。「ブラン」Sサイズ 1,580円、Mサイズ 2,480円。フレンチフライ 550円は、エストラゴンとイタリアンパセリを混ぜた付属のハーブマヨネーズや、貝のスープにディップして味の変化を楽しんで。ポテトの太さが、これまたちょうどいい!
ロッソ
「ロッソ」Sサイズ 1,620円、Mサイズ 2,580円。酸味の少ないトマトと貝のダシが溶け合ったスープはそのままごくごくと飲みたくなるほど、絶妙なあっさり加減。
漂うガーリックのイイ匂いに誘われ目線をお皿に落とすと…、おっ、大きい〜!

「モン=サン=ミシェルやパリでもよく食べられていますけど、それに比べるとこのムール貝は大きくてプリプリしています。それを蒸すだけという、すごくシンプルな調理なんです。都内の他の店で食べるムール貝は、しっかりとしたソースで食べる感じがあるんですが、ここでは素材の良さを味わってほしいので、女性でも軽く食べていただけるようなヘルシーな味付けのイメージです。私、相当食べているんですけれど、お店にくるとつい食べちゃう。飽きないんです。お酒はビオワインが合いますよ」

まずブランにすすめていただいたのは、魚介料理との相性がとにかく抜群な微発泡、ヴィーニョ・ヴェルデ(ポルトガルワイン)のSingular。ロッソなら、白のようなすっきりとした味わいの赤ワイン、南アフリカ・スワートランドのLam Pinotageが一押しなんだとか。

「ムール貝といえばベルギービールなんですが、女性はビールばかりを飲んでいられないですよね?」

と、女性の好みを知り尽くした石井さんの采配が随所に光っています。
カルパッチョ 〆サバのオレンジサラダ添え
前菜には、本日のカルパッチョ 〆サバのオレンジサラダ添え 960円がもってこい。脂が程よくのったサバに、オレンジと紫玉ねぎのすっきりとした苦味が合います。マスカット・ベーリーA ロゼをお供に。
ぺシュールフリット(イカとアオサのフリット)
ぺシュールフリット(イカとアオサのフリット)860円。築地から仕入れる新鮮なイカと、アオサを効かせた衣でサクっと揚げた礒の香りが食欲をそそる一品。

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スープを最後まで味わう絶品〆とは

〆にはクスクスで貝のエキスを味わい尽くす!

7_〆のクスクス
〆のクスクス 860円は、スパイスを効かせたモロッコ風。そのままでひと口⇔スープにつけてひと口、をずっと繰り返したくなります。
最後は、たっぷりのオリジナルスパイスに、トマトやオレンジピールなどで味付けしたクスクス(小さいお米のようなパスタ)をぜひ。これだけ食べても美味しいですが、身を食べた後のお皿に浸してムール貝のスープまで一緒に完食するのがここでの鉄板! 

「パスタやリゾット、焼きおにぎりなど色々考えて試してはみたんです…。なかなか、〆のメニューが決まらず何にしようかと考えていた時に、以前どこかで食べた魚介で味付けされたクスクスのことを思い出してそこからアレンジしました。スパイシーなので白ワインとのペアリングで」

誘い文句は「海でも見に行こうか?」

ムール貝専門店「ぺシュール」内観
ハーブやグリーンをセンスよく配した、ナチュラルで気取らない雰囲気の店内。入り口から入ってすぐのスペースは、貝やワインをにぎやかに楽しめる空間をイメージしたそう。
近くには東京湾へと流れる朝潮運河や晴海埠頭などがある水に囲まれた街、勝どきエリア。

「海っぽい街の感じを宣伝したい気持ちもあって、勝どきにくるきっかけになるようなカジュアルで楽しい空間にしたかったんです。現に青山周辺でしか飲まないっていう私の友達も来てくれています。それに、ムール貝ってメインにもなるんですけど、飲み足らない夜のおつまみとして食べるのにもちょうどいいんですよね。海を見に来る感覚で来ていただければ」

石井さんのアドバイス通り、この立地にこの雰囲気、デートで使わない手はありません!

◆ Pêcheur[ペシュール]

住所/東京都中央区勝どき3-3-3 1F
お問い合わせ先/☎︎03-5547-4206
営業時間/火曜〜日曜 17:00〜24:00
定休日/月曜日、不定休

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