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2015.12.30

「裏道はいつだって素敵な出合いに溢れています」寄り道ドライブデートに"裏"湘南が効く

湘南といえば、海を横目に国道134号線をドライブ、が王道(第1特集P.64参照)。ですが! 実は、134号線の渋滞を避けるように通な裏道にひとたび入るとそこには、地元の人たちが愛してやまない知られざる"裏"湘南が広がっています。特集では紹介しきれなかったそんな湘南の"裏"の顔に、淑女もときめくはずよ。

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写真/久保田育男(OWL)
ナビゲーション・文/YULI*YULI
2014年3月号より抜粋
食空間においてはなんでもエキスパートな艶女。2003年、アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。オーナーを務めるシャンパンBARも絶賛営業中。近況/2014年したいこと①ギフト・ブティック②お花の教室③ネット・ショップ④ちゃんとした運動(笑)⑤名刺整理(爆)

裏道には語れる裏話がつきものです

1960年代、桃花源(左ページ)に 湘南の文士たちが集まり B.B.Q.を毎週末のようにしていたことから、いつしかこの坂をB.B.Q.坂と呼ぶように なったそう。そんな素敵な エピソードを話しながら。

葉山は海だけじゃありません

◆ 桃花源[トウカゲン]/ 神奈川・三浦郡

山の中とは聞いてはいたものの、ここまで凄いなんて……。と思ってしまうほど、クルマがすれ違えないような急な坂道の先。登ってしまったら最後と思って電話を入れて確認したほど(笑)。

“桃花源”と書かれた古木門をくぐると、2軒の民家があります。古民家を移築した古い家と、30年前に建てられた家。家と家の間はウッドデッキになっていて春夏にはここでB.B.Q.が楽しめます。遠くに相模湾と江の島を望み、庭には季節ごとに実をつける樹々、鳥のさえずり、風の音のみ。テラスに座っているとスローライフを感じずにはいられません。

そんな“桃花源”の地に育ち、暮らしている素敵な母娘がいます。おふたりは8年前にここで何かをしたいと考え、レストランをひっそりと営むことにしたそう。お昼だけの本当にスローな営業ですが、奇をてらわない地産地消の家庭料理が口コミでじんわり広がっています。なので、事前の予約はもちろんマストだし、湘南ドライブの途中に寄るなら、時間の余裕をたっぷりと作って行くことをオススメします。

お庭を見ながらゆっくりランチ

こちらは築30年の母屋。ペット連れもOKよ。お庭で採れた柚子で作られた柚子ネードが絶品。クルマだからお酒はナシね。

実はシガーも楽しめちゃうの

/ひき肉とジャガイモのグラタン、ほうれん草のフォカッチャ。/三浦野菜はアンチョビディップで。食後はおいしい空気でシガーをくゆらせて。

淑女のちょこっと寄り道

御用邸の側でもあるので、かつて皇后美智子様のお気に入りのお散歩道だったそう。密林?みたいな山道だから、お散歩よりはちょっとハードだけど、お店のすぐ裏だから、食後にふたりでぶらっと、ね。

◆ 桃花源[トウカゲン]

住所/神奈川県三浦郡葉山町下山口1013
営業時間/11:00〜16:00(L.O.)
定休日/不定休
お問い合わせ/☎046-875-9551

●ランチコース2種 2000円 2500円、柚子ネード 650円

神奈川県三浦郡葉山町下山口1013

PAGE 2

葉山で引き継がれる湘南天ぷらに舌鼓

◆ 天康[テンコウ]/ 神奈川県・三浦郡

料理長の鈴木康治氏は、東京の天一で16年間の修業を終え、葉山の一色でお店を出したのが17年前。昨年、同じ葉山内の逗葉新道に近い長柄のご自宅を改装し、気持ちも新たにオープンされたのがこちらです。カウンター11席だけのゆったりとした店内。

その真ん中でお客と向き合うように、真摯に天ぷらを揚げる姿を目の当たりにすると、誰もがこれから出される天ぷらにワクワクするはず。

当然ながら、地元小坪漁港、相模湾の魚にこだわる大将の天ぷらは、軽やかな衣で素材を存分に堪能できる品ばかり。通常の天ぷら屋さんが170〜180度で揚げるのに比べ、“天康”は190〜200度で揚げるのだそう。薄い衣を高温でサッと揚げることで、素材本来の歯ごたえや旨味を味わえる、というワケ。

衣はごま油の香りも高く、それを黒潮にこだわった大島の粒子がかなり細かい焼き塩でいただきます。もちろん、天つゆもあるし、意外なカレー粉もご用意。スッキリとお洒落な空間ですが、下町の気軽さをちゃんと保っている湘南天ぷらをぜひ。

美味しい天ぷらと美しい漆のカウンター

揚げ場に立つ時には正装で立つのが当然、と叩き込まれた大将は、お店ではタイドアップが基本。その心意気も素敵です。

小坪の魚介、鎌倉の野菜を軽い衣でサクッ!

/締めの天丼。/お野菜は、アスパラ、銀杏、絹さや、そして、甘〜い人参。/魚介は、まき海老、墨イカ、今や東京ではお目にかかることの少ない稀少なメゴチ。

淑女のちょこっと寄り道

逗葉新道から逗子湾に出る前にある長柄は、住宅地も広がる谷戸。そこにひっそりと佇む御霊神社は、平安時代後期に活躍した武将、鎌倉権五郎景政を祀っている小さな神社なの。お散歩にオススメよ。

◆ 天康[テンコウ]

住所/神奈川県三浦郡葉山町長柄580-1
営業時間/11:30〜14:30(L.O.)、17:30〜22:00(L.O.20:30) 
定休日/水曜日、第2木曜日
お問い合わせ/☎046-876-1176

●天ぷらコース 3000円〜

神奈川県三浦郡葉山町長柄580-1

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小坪漁港で23年、元祖湘南イタリアン

◆ Piccolo Vaso[ピッコロヴァーゾ]/ 神奈川県・逗子

イタリアを旅行すると、漁港には必ず美味しいイタリアンがあることに気がつくはず。そんなウンチクを挟みながら立ち寄りたいのがこちら。そばのハーバーにはヨットが停泊していて、夜な夜な賑わう漁港イタリアンです。

なぜか日本では見られない光景だけど、この小さな“ピッコロヴァーゾ”は、そんな素敵な空気が流れるお店。オーナーの堀 雅臣氏は無愛想で有名?(笑)みたいだけど、本当だったら誰もリピートしませんから。

愛すべき無愛想オヤジは、地元逗子生まれ。東京で料理人として修業後、お店を始めたのが23年前。お店では厨房には入らず、サービスをしてくださるのですが、料理人は変えても味は変えないマネージメント能力に拍手です。長く変わらない味と顧客をもち、こんなに愛されているレストランは数少ないはず。

YULI*YULIにとって以前は東京からわざわざ食べに行くお店だったけど、今は自宅から歩いて行けるイタリア食堂として、行きつけのお店をもてた小さな幸せを感じています。こんなお店ありでしょ。

指定席は漁港とヤシの木を一望です

ヤシの木はお隣のヨットハーバーに続く道です。毎春、ここに巣を作るツバメもピッコロヴァーゾの顧客なの♪

お隣小坪漁港の魚介が美しいひと皿に

メトイカのガーリックソテーは磯の香りをたっぷり満喫。ファンの多い定番しらすとアンチョビのピザも必食よ。冬のご馳走、牡蠣と白菜、トマトのスパゲティもね。

淑女のちょこっと寄り道

淑女のちょこっと寄り道

小坪漁港は小規模とはいえ、東京の有名寿司店も仕入れに来るほど質の高い海の幸が自慢。癒されるひなびた景色の先にはサーファー憧れの大崎ポイントがあるし、ヤシの木道も南仏リゾートみたいなの。

◆ Piccolo Vaso[ピッコロヴァーゾ]

住所/神奈川県逗子市小坪4-4-7
営業/11:00〜14:00(L.O.)、17:30〜22:00(L.O.21:00)
定休日/水曜日
お問い合わせ/☎0467-24-5858

●メトイカのガーリックソテー 1575円、しらすとアンチョビのピザ 1575円、ジュース各種 525円

神奈川県逗子市小坪4-4-7

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