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2019.06.26

銀行の金庫室で味わう⁉ チョコレートの魅惑的フルコース

チョコレートへの固定概念ががつんと砕かれるカカオ×ガストロノミのコースを供するレストラン「ROBB」がオープン! しかもそこは旧銀行の金庫……♡ 甘くてスパイシーな世界にお連れします。

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文/中山みゆき 写真/野頭尚子

1日2組限定! 驚きを超えたカカオの新感覚レストラン「ROBB」がオープン

今回ご紹介しますは鎌倉の新店。目印は「CHOCOLATE BANK」と書かれたレンガ造りのビルです。にぎわうカフェスペースを通り抜けた奥、重厚なシルバーの扉の向こう側が、今回のお目当てのレストラン「ROBB」です。

実はここ、元は東日本銀行の鎌倉支店。それも金庫室だったというスペースです。
銀行の金庫なんて普通は絶対に立ち入れない禁断の場所ですもの。その名残か、閉鎖的で機密性の独特な雰囲気を醸していて、入るだけでも結構刺激的です。
銀行の金庫独特の重たい扉を開けて入る「ROBB」。店名は、「重い扉の向こうにある、非日常的な体験を盗み帰って欲しい」という想いを込めて、強盗を意味する英語Robberyから。
そんな一味違う個室でいただけるのは全部のお皿にカカオが使われたフルコース。 “チョコレートのあの、口に残る感じが苦手……”とか、“そもそも甘いものはちょっと……”という方でもご安心を! 「ROBB」の母体は、鎌倉発祥のアロマ生チョコレート専門店「ca ca o」でして、そんじょそこらのものとはひと味もふた味も違うんです。
何がそこまで美味しいの? 他と何が違うの?  はい、ご説明いたしましょう。

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チョコレートだけじゃない! コースで味わうカカオの新世界♡

まず目の前になにやら並べられましたよ? これはカカオ豆からチョコレートになる過程に出来るもの。カカオやチョコレートについて、食事の前にレクチャーしていただきました。
左からカカオ豆・カカオニブ・ブリューイングチョコレート・カカオバター、そしてチョコレート。
チョコレートを作るには、カカオ豆をさまざまな産地より日本に輸入することが一般的ですが、「ca ca o」や「ROBB」では、栽培や収穫だけでなく、チョコレートに仕上げるまでの全行程をコロンビアの自社農場だけで行なっています。そうすることで、エグ味や酸味が発生する発酵の原因であるフードマイレージをゼロにできるというわけ。
カカオの果肉部分であるカカオパルプからつくるカカオビネガー。カカオの風味を感じほのかな甘みがあります。ガストロノミー的発想から「ROBB」が開発したもので、他ではなかなか出会えない一品。
ちなみにカカオがフルーツだとご存知でしたか? カカオポッドと呼ばれる硬い外皮に覆われていて、剥くとカカオパルプと呼ばれる白い粘着質の果肉が現れます。で、肝心のカカオ豆は種子の部分なんです。

チョコレートになるまでの過程で、カカオニブ、ブリューイングチョコレート、カカオバターができます。カカオニブから分離してつくられるカカオマスと、カカオバターを混ぜてできたのがチョコレート。では、チョコ作りには不要なカカオニブやブリューイングチョコレートは、どうするの?  カカオに秘められたチョコレート以外の楽しみ方がもっとあるのでは? との想いから「ROBB」が生まれました。
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傑作カカオ料理×ティー(orお酒)ペアリングの新感覚フルコース

お話を聞いて、この後の料理を食べる楽しみがぐんと増したのでは? ただ、これでもほんの一部なんです。全貌はやはり当日までのお楽しみにとっておくとして、ここでは美味しいところだけご紹介しますね♡ 
鎌倉ベーコンとブリューイングチョコ。カカオビネガーからつくったマヨネーズは味変で楽しめる。ペアリングのティーは、ラプサンスーチョンという世界最古の中国原産のお茶。
1品目はカリカリに焼き上げた鎌倉ベーコンに、カオニブをまぶししたひと皿。添えているマヨネーズにはカカオビネガーが使われています。ベーコンとカカオニブの上品な香ばしさを盛り立てるのが、ウィスキーのような円熟味のあるラプサンスーチョン(中国茶)。このペアリング、初体験の美味しさに衝撃を隠せません。

コースは、全5品にティー4杯(税別5000円。または+1500円でアルコール4杯に変更可能)がついてくるんです。ちなみにアルコールなら黒ビールであるエチゴビールとのペアリングに。ベーコンにビール!? それ絶対美味しいヤツ!
鎌倉野菜とカカオビネガー。旬の野菜を生かした一皿のため、3カ月ごとに野菜は変わります。
続いては鎌倉野菜のサラダをカカオビネガーでいただきます。濃い味わいの鎌倉野菜と、散らされたカカオニブ、添えられたチュイル(キャラメル)のほのかな苦甘さが抜群の相性。食感が良いので夢中で食べ進めてしまいます。お供は華やかでフルーティな沖縄産さんぴん茶をホットで。アルコールならイタリア・ヴェネト産白ワインのモンテマーグロになります。
ナスのステーキ フムスソース。米ナスの甘み、下にあるカカオビネガーの優しい酸味、フムスのスパイスと、ひと口でいくつもの旨味が重なります。なんでもナスとチョコは、古くから密接に関係したんだとか。くわしくはお店でお聞きください。
3品目はど〜んと分厚いナスステーキの登場です。カカオバターでこんがりソテーした鎌倉産の米ナスを、スパイスを効かせたひよこ豆のフムスと一緒に味わい、肉食男子さんでも満足できるボリュームです。ペアリングのドリンクは、数年自然の中だけで熟成させた生のプーアル茶、お酒ならシェリー酒を。
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コースのメインはもちろん最上質なチョコレートを!

カカオシェイブアイスとタイムアイス。ふわっと溶けるシェイブアイスがチョコソースの役目になり、さっぱりとしたタイムアイスとベストマッチ。
フォンダンショコラ(ブラック)。まずはそのままで。トッピングのライムのジャムと、ホワイトチョコもおもしろい。
メインディッシュは、中にタイムのアイスクリームが入ったチョコレートのシェイブアイスとフォンダンショコラという贅沢な構成。極薄に削るため生まれるふわっとした食感もさることながら、チョコとタイムアイスとの組み合わせがサプライズ級の美味しさ。

メイン2つめフォンダンショコラは、温かいブラックか、冷たいホワイトから選べます。ブラックのフォンダンショコラはカカオ70%を使用し、かろうじて自立しているほど薄い生地の中にたっぷりのチョコクリームが入っています。散らした山椒がチョコの濃厚さに心地よく合います。こちらにはほうじ茶か、日本酒「達磨正宗」を合わせて。

ホワイトは、いままでの概念を180度覆して、“冷たくて白い”ファンダンショコラに挑戦。ホワイトチョコとレモンのムースとベリーソースを、ホワイトチョコとこんがり焼いたメレンゲでコーティング。こちらもほうじ茶がセットに。お酒は、仕込み水の代わりに日本酒で仕込んだ貴醸酒「満寿泉」をペアリング。

どれも、さすがチョコレート専門店だと唸りたくなるほどの完成度。食後は、いままで味わったことのない最高に贅沢な気分になります。
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フォンダンショコラ(ホワイト)。ナイフを入れると真っ赤なベリーソースが流れ出す美しい仕掛けでも魅了されます。
ご存知でしょうか? チョコレートの原料であるカカオと銀行は、実は深く関係しているんです。 なんでも、紀元前2000年ごろ、カカオ豆は通貨としても使用されていたそう! 例えば、小ぶりのウサギ1羽がカカオ豆30粒、大きめのトマト1個=1粒といった具合です。また、滋養強壮に良い良薬としても知られ、さらに媚薬として皇帝が使っていたとか。

古のお話ではありますが、今では興奮作用のカフェインや、精神安定作用のあるセロトニンやテオブロミンなどの「幸せホルモン」と呼ばれる成分があると報告されています。

科学的にも証明された五感を刺激する甘美な香りと味わいのチョコレートを、金庫室という閉鎖的な部屋で。しかも入れるのは1日たった2組という完全予約制。甘い誘惑にアナタのハート、盗まれないようご用心くださいね。

◆ ROBB(ロブ)

住所/神奈川県鎌倉市御成町11-8 CHOCOLATE BANK内
お問い合わせ/0467-50-0192
営業時間/1日2枠完全予約制(11:00スタート / 13:00スタート)
定休日/月曜・火曜
*全5品にノンアルコールペアリング4杯がついて5000円。アルコールペアリングはプラス1500円。
*ウェブサイト「Makuake」で支援すると優先予約ペアコースお食事券が通常よりもお得に(7月8日(月)18時まで)。
「デザートを超えた"カカオ"ガストロノミー。ROBBがオープンby ca ca o」

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