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2018.06.05

Gジャン着てるなら、1st、2nd、3rdの意味はもちろん知ってますよね?

流行のサイクルが巡り、いま再び注目を集めているGジャン。ストリートブランドだけでなくモードメゾンまでがラインナップする、まさに旬のアイテムですが、オリジナルであるヴィンテージのGジャンは、ジーンズほど知られていないのも事実。てなわけで、いまこそ知りたいGジャンのアレコレをご紹介です。

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写真/蜂谷哲実(hachiya studio) 文/竹石安宏(シティライツ) 編集/長谷川茂雄 取材協力/ベルベルジン

1stから4thまで、特徴と魅力をお教えします

現在多彩なブランドがラインナップするGジャンは、男女問わず若者から大人にまで採り入れられている最旬アイテム。ボトムスのシルエットがユルめになることで、バランスがいいトップスとしてショートブルゾンがトレンドに浮上。そんな近年の流れから久々に脚光を浴びているわけですが、現在多くのブランドがリリースして人気を博しているデザインは、リーバイスが1960年代に発売した“サード”と呼ばれるモデルがベースなのはご存知?

そう、ひと言でGジャンといってもデザインはさまざまであり、そのほとんどがリーバイスやリーといったアメリカのオーセンティックブランドが、20世紀に生み出したものに範を取っているんですね。なかでもリーバイスが開発した歴代の4モデルは、現代のGジャンの基準となったいわば原点ですが、どれがどれだかは古着好きでもない限り、あまり知られていないんです。そこでいまさら周囲に聞くのもちょっと恥ずかしい、リーバイスの歴代Gジャン4モデルをあらためて解説しましょう。
リーバイスのアイコンである赤タブは歴代のGジャンにも見られるディテール。なかでもすべて大文字で“LEVI’S”と綴った通称“ビッグE”というタブは4世代すべてのGジャンに見られますが、現在古着屋さんで人気の第4世代モデル“フォース”は1973年頃に、“LeVI’S”と綴った“スモールe”タブに変わるので、知っておくと年代特定に役立ちますよ。

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まずはGジャンの原点、1stの特徴から!

● 1st Lot.506XX 

スタイルのベースとなった元祖Gジャン

4万8000円/リーバイス ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン) ※こちらは「1936 TYPE ⅠTRUCKER JACKET」。1936年に発売していた1stモデルの復刻版です。
Gジャン、つまりデニムジャケットが初めて登場したのは、ジーンズと同じ19世紀後半といわれています。なかでもリヴェットで補強する特許を取得していたリーバイスは、「リヴェティッドブラウス(リヴェット補強された仕事着)」と名付けたジャケットを開発して好評を博します。

そうしたなかで現代まで続くスタイルの基礎となったといわれるのが、半世紀近く作り続けられていた「Lot.506XX」、通称“ファースト”モデルです。“プリーテッドブラウス”と呼ばれるゆえんとなったフロントプリーツに加え、左胸のみに設けられたパッチ&フラップポケットが特徴。
ロットナンバーが記されたパッチは革製。これはヴィンテージのリーバイスに見られる、1955年以前のものの証し。1950年代前半まで作られたファーストはすべて革パッチです。
バックシンチといわれる、リヴェット補強されたバックルベルト式のアジャスターを採用。背中のヨーク部分にも2つのプリーツが設けられ、立体的で動きやすい構造になってます。

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戦後のアメリカの好景気を象徴するのが2nd

● 2nd Lot.507XX 

アメリカの黄金期を支えたワークジャケット

4万8000円/リーバイス ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン) ※こちらは「1953 TYPE Ⅱ TRUCKER JACKET」。1953年に発売していた2ndモデルの復刻版です。
第二次大戦が終結し、アメリカに空前の好景気が訪れた1950年代。戦時の物資統制も解かれ、リーバイスは久方ぶりにGジャンのモデルチェンジへ取り組みます。こうして1952年に誕生したのが「Lot.507XX」、通称“セカンド”です。

太めで股上の深いジーンズと連携するショート&ワイドのボックスシルエットや、胸まわりに立体的なゆとりを確保して動きやすくするフロントプリーツなど、ファーストの基本設計は踏襲しています。そこにパッチ&フラップポケットを両胸に配したシンメトリーなデザインを新採用。さらにシンチバックをサイドアジャスター仕様へ変更し、より機能的なワークジャケットへと進化を遂げました。
1955年以前に製造されたセカンドモデルのGジャンはレザーパッチ仕様ですが、以降は紙パッチへと変更されます。同モデルでも年代で差異があるのもヴィンテージの醍醐味かと。
ウエストアジャスターはシンチバックから、これ以降も採用されるタックボタン式のサイドアジャスターへ変更。着たままでもウエストのフィット感を調整できるのが実に便利です。

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ワークウェアからファッションに転化したのが3rd

● 3rd Lot.557XX 

ファッションへと進化したGジャンの完成形

2万5800円/リーバイス(ベルベルジン)
ジーンズの存在意義がワークウエアからファッションアイテムへと少しずつ変化していった、1950年代後半から1960年代前半。Gジャンもファッションとして楽しむ傾向が、若者の間で徐々に広まっていました。そんな時代の変化を敏感に察知したリーバイスは、Gジャンをファッションアイテムへと進化させるべく、大きなモデルチェンジに着手。そして1962年、第3世代の“サード”と呼ばれる「Lot.557XX」が誕生したんですね。

その最大の特徴は、プリーツではなくV字状の切り替えによって立体感を生み出す、ベース型フラップポケットと連動したフロントデザイン。この今日まで多くのブランドが手本とする普遍的デザインを確立した、まさにGジャンの完成形といえるのがサードなんです。
1958年頃、リーバイスはデニム製品のパッチを縮んでしまうレザーから丈夫なペーパーへと素材変更。従って1962年頃登場のサードモデルのGジャンは、すべて紙パッチ仕様です。
セカンドモデルから受け継いだサイドアジャスター。タックボタンもジンクからカッパーへと素材変更されています。またステッチはイエローとオレンジが混在しているのが特徴です。

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ファッション性を確立させたのが4th

● 4th Lot.70505 

ファッションとして円熟した“完成形の完成形”

参考商品(ベルベルジン)
1967年は、アメリカの文化が劇的に変化した年と記録されています。若者主導のいわゆるカウンターカルチャーが台頭し、音楽やファッション、アート、映画などあらゆる分野に波及。そうした時代背景から、リーバイスはGジャンにさらなる進化を与えます。

で、同年に誕生した「Lot.70505」は、ロットナンバーが変わり、第4世代として“フォース”と呼ばれますが、見た目にはサードとほぼ変わりません。が、大きく変化したのがシルエット。よりファッションとして着こなしやすいように、これまでのショート&ワイドからミドル&スリムなシルエットへと刷新されているんです。つまりGジャンとして完成したサードのデザインをファッションとして完成させたというわけ。
デザイン的な差異はほとんどないサードとフォース。紙パッチの大きさがひと回り小さくなったのが、数少ない変化のひとつです。が、シルエットはかなり変わって洗練されてます。
サイドアジャスターのタブもやや太くスクエアになってます。微差ではありますが知っていると古着好きにも一目置かれるかも。ステッチカラーはイエローが減り、ほぼオレンジに。

■ お問い合わせ

リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501
ベルベルジン 03-3401-4666

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