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2018.09.30

【検証】レクサスUX、ボルボ、VW、アウディ他。いま人気の小型SUV7選

いま小型SUVは最も人気のカテゴリーだ。その急先鋒として注目されるレクサスUXの試乗を経て、ジャーナリスト小川フミオが改めて小型SUVの魅力について考察する。

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文/小川フミオ

全長4.5メートル、全高1.54メートルという市街地でも使い勝手のよいサイズをもつレクサスUX

かつて、都会で大きなクルマがいいという価値観があった

サイズからの卒業。という言葉が、ストックホルムで「レクサスUX」に接したとき、頭に浮かんだ。そこで前回の試乗記に引き続き、ここではその意味について書いてみたい。

ぼくたちは、SUVというとデカさが価値だと思い込んでいたフシがある。もちろんゴルフにいったりマリンスポーツに行ったり、あるいは旅に行く時も、クルマが大きいと便利である。

でも実は便利さと機能性の高さとは微妙に違う。大は小を兼ねる、と日本で育ったぼくたちの好きなことわざだけれど、都会でクルマに乗ろうという時、必ずしもそれは真実ではないかも?と思うようになってきた。
外板は面とりが大胆で個性があるのでサイズはコンパクトでもレクサスUXは目をひく
そこがレクサスUXの価値なのだ。全長4.5メートルで、全高は立体駐車場におさまる1.54メートルだから、レクサスUXの都会での使い勝手はすこぶるよい。レクサスではこのクルマを「都会派コンパクトクロスオーバー」としている。

都会で大きなクルマがいい、というのは倒錯した価値観なのだ。ぼくはかつてパリでそれを知った。

パリは(ご存知のように)細い路地が多い街だ。あえてそこで大きなクルマを選ぶのがシックだと、パリのお金持ちたちは無言で主張していた。そこで人気のあったのが、ホイールベースの長いランドローバーである。
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身長にかかわらず視界のよさと操作系の使い勝手を重視して設計したというレクサスUXのコクピット
80年代のランドローバーはご存知のように完璧なオフロード車なので、自分はこのクルマを必要とする土地を持っているという証明になるのが理由その1。理由その2は、自分は路地になんか用はない、という無言のマニフェスト。

洒落ているということも出来るけれど、嫌みこの上ない、と思うひとがいてもまったく不思議でない。もちろんデカいのがすべてよくないわけではない。ハイラックスでサーフィンというのは洒落ていたりして、サイズというのは、使いかたしだいなのだ。
メルセデス・ベンツのGLCクーペ(639万円~)は全長4735ミリ、全高1605ミリでエンジンラインナップも豊富だ
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群雄割拠の小型SUVカテゴリーには魅力的な車種が豊富

使いこなし方でいうと、コンパクトなサイズのSUVは都市生活者にぴったり合っている。無理をせず、へんに気取らず、それでいて快適で、少々の贅沢さを求める。そんなひとに向いていると思う。

実際に、このカテゴリーのクルマは増えている。メルセデス・ベンツのGLC、BMWならX2やX4、アウディQ2あるいはQ3、フォルクスワーゲンには先頃ディーゼルエンジンの「TDI」が追加されたばかりのティグワンなどがある。
ボルボの前輪駆動SUV「XC40」(389万円~)は2種類のガソリンエンジンに、前輪駆動と四輪駆動の設定
ボルボのXC40をはじめ、フランスのプジョーの3008やDSのDS7クロスバックもユニークなコンセプトのSUVだ。日本だと、UXとは少しクラスが違うが、トヨタC-HRやスバル・レガシィアウトバックなどが同様のアピールをもっていると思う。

SUVのオリジンをさかのぼっていくと、1961年に米のインターナショナル・ハーベスター・スカウトが発表した「スカウト」だとか70年の初代「レンジローバー」だとか、はたまた74年の「ジープチェロキー」だとか、77年の仏シムカ「ランショ」の影響が大きいとか諸説ある。
アウディは全長4.4メートルに2リッターエンジンの「Q3」(469万円)があるが本国ではモデルチェンジしているので、いまは全長4200ミリのボディに1リッターあるいは1.4リッターエンジンのクロスオーバー、Q2(299万円~)という手もありでは
コンパクトSUVとしてはトヨタ自動車が1994年に発売したRAV4が、まっさきに思いつく。その時はカジュアルなイメージが強かったが、いまは目線の高さなどSUV独自の魅力に加え、街乗りで使うひとからは、贅沢さやエレガンスが求められている。

レクサスUXはそこをうまくついたプロダクトだと思う。

ラインナップを改めて書いておくと、2リッターガソリンエンジンの「レクサスUX200」と、2リッターガソリンハイブリッドの「レクサスUX250h」。基本は前輪駆動で後者には全輪駆動も設定されている。前輪駆動も全輪駆動も、ともにナチュラルな感覚で好感がもてた。

なにはともあれ、レクサスUXはドイツやフランスが中心だった都市型SUVのマーケットに真っ向から切り込むクルマとして、おおいに注目している。
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小型SUVの人気車種を写真で紹介

● 小川フミオ / ライフスタイルジャーナリスト

慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。

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