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2017.09.11

もっともスポーティなスポーツカー「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ」発売

自動車ジャーナリスト小川フミオ氏が日本に上陸したばかりの「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ」を試乗した。

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文/小川フミオ
イタリアのランボルギーニが手がけるV形10気筒搭載のスポーツカー、ウラカンにメーカー自身が「スーパースポーツカー」とするペルフォルマンテが加わった。

とにかく速い魅惑のクルマ、「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ」

最高出力640馬力(470kW )@8000rpm、最大トルク[email protected]
ランボルギーニ・ウラカンは、V12気筒のアヴェンタドールとともにランボルギーニを支える屋台骨。ベースはピュアな走りが楽しめるスポーツカーであるが、バリエーションが豊富なところも高い人気の理由だ。そして、ついに2017年3月に追加されたペルフォルマンテが日本にも上陸した。
 
とにかくひとことでカッコいい、ウラカン。どうしてこんなスタイルが思いつくの?とため息が出るぐらい、理性と感性を見事なバランスで組み合わせたデザインだ。非日常的な存在感は女性ウケもかなりよろしい。
静止から時速100キロへの加速は2.9秒しかかからない。
ウラカン・ペルフォルマンテは、スタンダードともいえるウラカン・クーペより30馬力増しの640馬力(470kW )のハイパワーエンジンに、フルタイム4WDシステムの組み合わせ。
 
最大の特徴は軽量化ボディと、「アエロディナミカ・ランボルギーニ・アッティーバ」なる電子制御による先進的な空力コントロールシステムを備えて、高速での走行性能を向上させている点にある。
 
要するにとにかくどんなところでも速い。フォージド・カーボンファイバーという高価で軽量な素材を多用したことで40キロ軽量化。同時に「翼」を意味する「アエロディナミカ・ランボルギーニ・アッティーバ(ALA)」は空気の流れを積極的にコントロールして、高速コーナリング性能まで高めようというものだ。
「アエロディナミカ・ランボルギーニ・アッティーバ(ALA)」は空力をコントロールするシステム。
フロントスポイラーに仕込まれたアクティブフラップを使う技術で、ALAオフでは高速でのコーナリングやフルブレーキング時に有効な高いダウンフォースを発生させる。ALAオンでは空気をボディ下面に積極的に流し、加速性がよくなりトップスピードも上がる。
 
アクセルペダルを多く踏んでいる(たとえばサーキット走行)時はALAが作動し、リアウィングへの空気の流れを左右に振り分ける。
 
それによって、コーナリング時に遠心力で駆動力が減ってしまう内輪へのダウンフォースを発生させるのだ。しっかりと駆動力を確保する。ランボルギーニではこれをエアロベクタリングと呼んでいる。
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頭が真っ白になるほどの加速力

V10搭載ランボルギーニの中で最高峰、とランボルギーニのCEOが言う。
実際に富士スピードウェイで試乗したウラカン・ペルフォルマンテは、頭がくらくらするほど敏捷に動く。加速のピックアップは大きな力で弾かれたようだし、コーナリングは速度域にかかわらず望んだラインを忠実にトレース。
 
ステアリングホイールの操舵性はきわめて自然。サスペンションシステムもサーキット走行を目的に大きく手を入れられて剛性アップ。同時にアクティブサスペンションシステムも用意されて、シャシーのコントロール性を大きく上げている。
 
600Nmの最大トルクが6500rpmで発生するというきわめて高回転形のエンジンなので、アクセルペダルを踏みこんでいくにつれて、おもしろいように力が出ていく。
エグゾーストパイプがずいぶん上から出ているのも特徴。
その際の加速感はなみたいていではない。富士スピードウェイのストレート途中で300キロを超えるのだから。
 
下の回転域からたっぷりとしたトルクが感じられるが、マニュアルでシフトして最もトルクが豊かな5000rpmを超えたあたりの回転数を維持すると、微妙な足の動きにクルマが敏感に反応して加減速を行ってくれる。頭のなかが真っ白になりそうな快感だ。
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これこそイイ女を乗せたくなる、イイクルマ

ステアリングホイールにドライブモード切り換えスイッチがつく。
ステアリングホイールのスポークにドライビングモードのセレクターがあって、これを切り替えていくのも、このクルマの楽しさだ。
 
「ストラーダ」(路上の意)は一般道モード。といっても、エンジンを回して走れば十分すぎるほどスポーティだ。このとき前後輪へのトルク配分は50対50。
 
その上の「スポルト」は右足がエンジンとつながってしまったようなダイレクトな加減速のおもしろさが味わえるようになる。トルク配分も後輪が55パーセントの割合になり、より後輪駆動的性格を強くしてサーキットでのコントロール性を上げているのだ。
コルサモードでは選択しているギアや各輪へのトルクのかかりかたが表示される。
「コルサ」(レースの意)でサーキットを走るとほとんどレーシングカーのような鋭い加速を、ダイレクト感の強いギアチェンジとともに体験できる。最初はおっかなびっくり「コルサ」で走りだしても、すぐにこのすばらしい走行感覚のとりこになるだろう。
 
ステアリングはよりシャープになり、シフトポイントはより上の回転域へと移るとともに、ギアは瞬時につながる感覚だ。先述のALAはこのモードのときに作動するという。
 
3つのモードが3つのまったく異なるテイストを提供してくれる。3つのクルマが1つのウラカン・ペルフォルマンテのなかに入っているみたいだ。
3つのドライブモードに合わせてTFT液晶の画面も3つ切り替わる(画面はストラーダモード)
こうやって書いてくると、ウラカン・ペルフォルマンテは女の子を乗せようとしていても、じつはドライバーが我を忘れて楽しんでしまうスポーツカーだと改めて思った。
 
でも内装などもてなし感覚がしっかりある。ボディカラーが豊富で、しかも室内のシートやダッシュボードのトリムは仕様がいろいろ。
 
たんにレーシー(レーシングカー的)でなく、シート形状やカラーアクセントの使い方がかなりエッジが効いていて、特別感にあふれている。これは女性にとって得点が高いはずだ。
アルカンタラで張られたシートには車体と同色のアクセントカラーが目に鮮やかだ。
女性をもてなすときの注意点をもうひとつ。ミニスカートをはいてこないように言っておくことだ。車髙の低いスポーツカーのお約束である。でもそれでもあえてミニをはいてきたら……。そういうアツい子こそ、このクルマにぴったりだと思う。
 
ウラカン・ペルフォルマンテの価格は3416万9904円となっている。
●小川フミオ

ライフスタイルジャーナリスト。慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。

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